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ちょっとショックで落胆するような出来事に遭遇したが、それについては笑い話で済ませるようになるまでとっておいて、まったく関係のない、「昼麺物語」の第二段を載せよう。
最初はオーソドックスな焼きそば。私のノウハウは、他の具材など用意をしている段階で、やや中火にして薄く油を引いて、まず、そばのみを薄っすらキツネ色になるまで焼いておくことだ。
焼けたら一旦皿に取り出し、肉や野菜を炒めてから改めて合わせて味を整える。こうするとソバがべとつかずサラッと上がる。最後に風味付けに胡麻油を少々(多いとくどくなる)。
残り物を使った割にうまくいった例。
前夜の稚鮎の天ぷらの残りを冷やしソバ(日本蕎麦)にあしらったもの。この取り合わせも悪くはないが、これに、ネギ、大葉、ミョウガ、カイワレの香辛野菜を刻み込んだものをたっぷりまぶしたのが良かった。偶然の産物とはいえ、うまかった。
これは、冷やし中華というより冷やしラーメン。キャベツ、モヤシは煮付けた後冷やす。キュウリの酢モミを添える。それに、ネギ、ミョウガなどの香辛野菜のみじん切りをドッサリ。
次は、昨夕の和風の煮物を冷製パスタにあしらったもの。煮物はジャガイモとニンジン、それに魚河岸揚げ。それだけでは彩りが悪いので、キャベツを湯通しして冷やしたものを敷いた。
パスタには、マヨネーズ、ケチャップ、ウースターソース、タバスコをほんの少しづつまぶすようにした。違和感はなかった。
これは冷やしウドン。具は昨夜の残り、ゲソ天、天かす、生ワカメ、それに例によって香味野菜のみじん切りを振りかけるように。この前の稚鮎は蕎麦に合ったが、このゲソ天はウドンに合うように思った。
「昼麺」と言いながら、これはピラフ。
冷や飯のほか何もなかったので、玉ねぎなどありあわせの野菜を刻んでぶち込む。赤いのはプチトマトを刻んだもの。久しくカレーを食していないので、アクセントにカレー粉を。
カレーの黄色とトマトの赤とで、私にしては珍しい色合いの料理になった。
最後もカレー味の冷製パスタ。
前夜のキャベツとベーコンのカレー煮がかなり余ったので、それをそのままパスタと合わせた。ちょとだし汁が多かったが、良い出汁が出ているので捨てるにしのびなかったから。
これにも、ミョウガの千切りが活躍している。
このミョウガ、先般、農協朝市で、五〇個以上入ったのを300円でゲットしてから大活躍だ。
ただし、ミョウガを食うと物忘れをするという言い伝えがあるが、まさにその被害に合ってはいる。
え?ミョウガのせいではないだろうって?いや、ミョウガのせいですよ。きっと、いや多分かな・・・・。
今日の「朝日」朝刊に1ページならびに3ページにわたって江川紹子の安倍襲撃事件についての見解が載っていた。
江川は、山上容疑者が統一教会の被害者であることを認め、その後この教会のカルト性について延々と語っている。
そしてその結論は、「周りに相談する相手さえいたらこの事件は防げたのに」だ。
え?え?え? 政治のセも、自民のジも、安倍のアも(正確には冒頭に単なる名前として出てくる)まったく出てはこない。
これではなぜ山上君が安倍を襲ったのかまったくわからないではないか?山上君が単なる妄想にとち狂っただけの誤爆事件なの? あなたが延々指摘するカルト教団が、堂々と許されてきて、政権中枢部とも深い関わりがあったことについてはどう思うの?
周りに相談する人がいたらカルトの被害はほんとうになくなるの? そのカルト教団が政権や体制と結託しているからこそ堂々とその犯行が継続してこれたのではないの? 山上君のような被害者が司法、立法、行政などの場でその被害を解消できる可能性を予め奪われていることこそが問題なのではないの? それを周りの人との相談に矮小化するなんて・・・・。
この事件についての江川などの評論家や「朝日」など主要メディアの着地点があからさまに見えて腹立たしい記事だった。
これで、安倍の国葬にまっしぐらで、カルト教団と政界との闇も有耶無耶にされてオシマイって脚本がはっきり見えるではないか。
もう随分前から使われているにもかかわらず、私は使ったことがない言葉に、「もっている」というのがある。どうやら、「ついている」「運がいい」などの意味があるようだ。「幸運をもっている」などから派生したのだろうか。あの人は「もっている」とかいう使われ方をしているようだ。