もう一昨日になる。
岐阜は午前中から30度を超えて気温は高かった。
しかし、湿度は低く、適度に風もあって不快ではない。
午後、いつものクリニックへ出かけた。
薬をもらいに行く定期便のようなものだ。

「最近どうですか」と女医さん。
「時折微熱が出て気だるいのですが」と私。
「のどの痛みや洟が出たりはしますか」
「いいえ、それはありません」
「風邪ではないようですね。持続していますか」
「いいえ、時々です」
「それでは、持続するようでしたらまたおいでください」

ようするに、経過観察ということだ。
老人の不定愁訴と思われたのかもしれない。
まあ、それもありかなと自分でも思っている。

帰途、ここしばらく歩いていないので、散歩をすることに。
あまりいったことがない方角を選んで歩く。
8月はカラッとした日が少なかったが、この日は眩しいくらい。
ああ、これが今夏の最後の輝きかとも思う。

「残夏」という言葉を思いつく。
もうすでにある言葉だろうか。
ちなみに、『広辞苑』にはない。

日射しの中に輝いているものを選んで撮る。
やはりケイタイでは限度がある。
デジカメを持ってくればよかったかなとも思う。

同じ季節の移り変わりでも、夏の終わりは少し寂しい。
生命の絶頂が終わるという感があるからだろうか。
秋は実りの季節といわれる。
しかし、実りとは次世代への委譲にほかならない。
必ずしもその生物の最盛期を意味するものではない。

夏の陽射しの中にこそ最盛期はある。
その意味では私はもはや秋の暮かもしれない。
しかしせめて、夏の残照のなかで生きていたいものだ。
そうした思いで「残夏」という言葉を思いついた。
岐阜は午前中から30度を超えて気温は高かった。
しかし、湿度は低く、適度に風もあって不快ではない。
午後、いつものクリニックへ出かけた。
薬をもらいに行く定期便のようなものだ。

「最近どうですか」と女医さん。
「時折微熱が出て気だるいのですが」と私。
「のどの痛みや洟が出たりはしますか」
「いいえ、それはありません」
「風邪ではないようですね。持続していますか」
「いいえ、時々です」
「それでは、持続するようでしたらまたおいでください」

ようするに、経過観察ということだ。
老人の不定愁訴と思われたのかもしれない。
まあ、それもありかなと自分でも思っている。

帰途、ここしばらく歩いていないので、散歩をすることに。
あまりいったことがない方角を選んで歩く。
8月はカラッとした日が少なかったが、この日は眩しいくらい。
ああ、これが今夏の最後の輝きかとも思う。

「残夏」という言葉を思いつく。
もうすでにある言葉だろうか。
ちなみに、『広辞苑』にはない。

日射しの中に輝いているものを選んで撮る。
やはりケイタイでは限度がある。
デジカメを持ってくればよかったかなとも思う。

同じ季節の移り変わりでも、夏の終わりは少し寂しい。
生命の絶頂が終わるという感があるからだろうか。
秋は実りの季節といわれる。
しかし、実りとは次世代への委譲にほかならない。
必ずしもその生物の最盛期を意味するものではない。

夏の陽射しの中にこそ最盛期はある。
その意味では私はもはや秋の暮かもしれない。
しかしせめて、夏の残照のなかで生きていたいものだ。
そうした思いで「残夏」という言葉を思いついた。