英エリザベス女王の健康状態が悪化して親族が集結しつつあるという。
私は共和主義者(米共和党支持者ではありませんぞ)なので、英国王室にも日本の皇室にもほとんど関心はない。
しかし、エリザベス女王に関しては、中学2年生の折、戴冠式の記事を 読んだのをよく覚えている(1952年)。今世紀に入ってからも、彼女の名前がでた折など、改むてググってみると間違いなくあのときの彼女だ。
一番最近、彼女の動向に接したのは、ジョンソン首相の後任に決まったトラスの任命式でのもの。このトラス、サッチャー2世と言われ、それを自認もしているようだ。まさか、その毒気に最初に当てられたのがエリザベス女王というわけでもあるまいが。
王室や皇室は、文化遺産のようなものだと思っているが、日本の裕仁はその範囲を超えた戦争犯罪者だといまも思っている。
裕仁は戦後もなお、「象徴」にとどまることなく、戦後日本の保守的回復に尽力し続けた。そして、それを許したことそのものが「戦後民主主義」や「平和主義」といわれているものを空洞化してきた要因だと思っている。
その結末が、史上最低の宰相だった安倍の国葬だ。
■これを書いた途端、その死を知った。女王としてではなく、波乱の歴史を生きた一女性として、弔意を表したい。