牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

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こんぴら狗は神様のお酒を飲むか

2009-08-14 16:05:47 | 酒の情報(酒エトセトラ)
お盆休み、西に東に、民族大移動。

そんな中、「お留守番」の犬も少なからずいるのでしょうが、逆にご主人様の代わりに道中を急ぐのが

こちら

江戸時代、庶民の楽しみというか夢の一つに、金毘羅大権現へのいわゆる「こんぴら参り」がありましたが、いろいろな理由で旅を(途中で)あきらめたりした人が、道中で知り合った旅人に旅費や初穂料を託し代わりにお参りしてもらう「代参」というのがあったそうです。

金毘羅大権現への代参で有名なのが森の石松で、清水次郎長の代わりに参拝し、預かった刀を奉納したと伝えられています。

で、金刀比羅さまのHPにはこんな説明があります。


実は、代参をしたのは“人”だけではなかったのです。「こんぴら参り」と記した袋を首にかけた犬が、飼い主の代参をすることもあったのです。

袋には、飼い主を記した木札、初穂料、道中の食費などが入っていました。

犬は、旅人から旅人へと連れられ、街道筋の人々に世話をされ、目的地にたどり着いたのです。

金毘羅大権現へたどり着いた犬も、そんなのどかな風習により、立派に務めを果たしたのでしょう。この「こんぴら参り」の代参をした犬は、特に「こんぴら狗」と呼ばれたのです。


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さて、そんな「金刀比羅参り」と切っても切り離せないのが、金刀比羅様の神酒、

清酒金陵


個人的には、伊勢神宮の白鷹(こちらは「御料酒」)、もう一つ(今度ご紹介します)と並び、「日本三大神酒」と密かに呼んでいます。

この金陵、江戸時代から“こんぴら酒”と呼ばれたそうで、ラベルの裏にも

その旨が



森の石松も、そして、「こんぴら狗」も、、、、、、



どんな思いでこんぴら酒を味わったのでしょうか、、、、、、


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