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なかなか深い! アルコール体質の話。ALDH2/ADH1B

2018-09-16 11:34:04 | 附属酒類経済研究所
                           
                           【公式HPはこちら↑】




アルコール体質第三弾
第一弾第二弾)。


健保組合の保健師さんのお話、アルデヒド分解酵素の活性だけでなく、「アルコールの分解酵素」についても触れられていました。


これにはちょっと説明が要るかもしれませんね。


まずは、体内でのアルコールの分解について、キリンさんのサイトから図を拝借しましょう。



体内に入ったアルコールは、まずは「アルコールの分解酵素」で分解されてアセトアルデヒドになります。

そして、アセトアルデヒドは「アセトアルデヒドの分解酵素」で分解されて、体外に排出されるという仕組み。

つまり、アセトアルデヒドは中間的に発生するものなのですが、これが二日酔い症状などのもとになっているのです。

図からも想像されるように、アルコールの分解速度よりもアセトアルデヒドの分解速度が早ければ、体内にアセトアルデヒドは残らず、二日酔いにならないし、逆にアセトアルデヒドの分解速度が遅いと、アセトアルデヒドが体内に溜まってしまい、二日酔いになる、というわけ。

そこで、昨日の記事のように「アセトアルデヒドの分解酵素の活性(働き)」で、飲める飲めないを分けた、ということなのです。


で、繰り返しになりますが、冒頭触れた健保組合の保健師さんのお話は、アルデヒド分解酵素の活性だけでなく、「アルコールの分解酵素」まで考えた、ということ。

聞いた内容を自分なりに整理したのが、下の表です。




我ながらよく整理したと思うので、皆さん、よく読んでくださいね。

その中で、飲める飲める人はさておき、気になるのは「アルコールの分解速度の遅い」人。


アセトアルデヒドの分解が低活性でも、アルコールの分解が遅いと、「ゆっくり」飲む感じになって、そんなにダメージは出ないようです。
こういう人はついつい飲みすぎてしまうと、アルコール自体が朝まで残って臭い、となるようです。


で、保健師さんがホットな話題として出したのが、アセトアルデヒドの分解が高活性で、アルコールの分解が遅い人。

こういう人は、二日酔いはじめ酔っ払いの不快な気持ちになることはないので、大酒飲みになりやすいらしい。
 
加えてアルコールの分解が遅い分、アルコール自体は長時間、体に残るようで、「元モーニング娘の方はこのタイプだったのでは」と推測していました。
(あくまで個人の見解です)

このあたり、パッチテストではわからず、遺伝子検査をしなければならないようですが、知りたい気もする。
(5,000円くらいらしい))

20歳になったら全員調べてみるのも良いのかもしれません。

5,000円か、、、、新成人は120万人とか言いますから、掛け算すると60億円市場です。

新規事業にしてみようかなぁ
(すぐ商売の話になってしまいますね)



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