牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

三世紀に亘り問屋を営む升本総本店の徒然を毎日更新!!商品情報からビアガーデン・試飲等イベント情報、酒文化経済・書評等々!

「農協、月へ行く」の筒井康隆ならなんと言うだろうなぁ。プレミアム・フライデー&官製認定和食店

2016-12-20 12:31:33 | 附属酒類経済研究所
                           
                           【公式HPはこちら↑】





官製談合もそうですが、この国は一体どこまで、お上(や関係者の団体)が仕切りたがるのでしょうか。



「プレミアムフライデー」来年2月から
経産省と経済界「月末金曜、仕事は午後3時まで」


 経済産業省と経団連や小売りなどの業界団体は個人消費を喚起するため、毎月末の金曜日を「プレミアムフライデー」とする取り組みを来年2月24日から始める。企業が従業員に対して午後3時には仕事を終えるよう呼びかけ、長時間労働の是正など働き方改革にもつなげる考えだ。

マークまで作っちゃいました。


ほら
(ラブ・ピースのマークに似てますけど、これって佐野ってる?)

 月末の金曜日に午後3時には仕事を終えて、買い物や食事に出かけてもらうことで低迷を続ける個人消費を盛り上げる狙いがある。米国では「ブラックフライデー(黒字の金曜日)」と呼ばれる年末商戦が定着しており、これを参考に毎月末にイベントなどを開催することを想定している。


まあ、狙いはわかるのですが、そんなものを国主導でやる必要がどこにあるんでしょう。

「ブラック・フライデー」は米政府の取り組みなのですか?

「ラブ・ピース(スマイリー・マーク)」は国が定めたのですか?


そう言えば、経産省と通りを隔てた農水省でも、官製ぐるなびというか、和食店の認定の話題がありましたね。

農林水産省では和食文化の理解度や調理技能のレベルに応じて、海外の日本料理やすし店で働く外国人の料理人に「お墨付き」を与える認定制度を始めることが18日、分かった。2016年度から実施する。 農水省が作成する指針に沿って、料理店や調理専門学校が研修や授業を行い、料理人は一定のレベルに達すれば認定を受けることができる。以下略(共同通信)

「まず形から入る」役所らしく、マークも出来上がっています。



酒税法に守られている護送船団などと揶揄されたり、あるいは自嘲気味に言ったりする酒類業界に身を置くものとしても、ちょっと如何なものかと思いますね。

本来はマーケットが誘導すべきものではないでしょうか。

しかも、認定に際しては、特定の3団体が運用・管理団体にあたるという、ある意味「日本らしい」仕組みです。

株式会社テー・オー・ダブリュー
株式会社和食人材プラットフォーム
特定非営利活動法人日本食レストラン海外普及推進機構


そのうち、官製「恵方巻き」とか、官製「土用の丑の日」とか、どんどん出てくるんだろうなぁ。



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下町風俗資料館「旧吉田屋酒店」にて下り酒問屋の商標の額を見い出すの巻

2016-12-19 13:10:31 | 酒の道具など
                           
                           【公式HPはこちら↑】



昨日は久々に週末ジョギング。


忙しさもあってあまり走っていなかったので、近場でリハビリ、と思ったのですが、後楽園まで走ってみると、天気は良いし、体も軽い。




と、言う訳で、上野方面に向かいます。


菊坂というか新坂の方から本郷台地を上り、弥生坂を下って根津の交差点に。


そこから善光寺坂を登って、上野桜木の下町風俗資料館の付属展示場で一休み。


ここは、谷中で江戸時代から酒屋を営んでいた「吉田屋」の建物を移築したもので、中には酒屋にまつわる色々な資料が展示してあります。
(以前も来たことがあり、その時も何か書いている気がするけど、、、思い出せない)


台東区のホームページの写真にも出ているのですが、「白鷹」の樽などもあり、もしかしたらご縁が、と思っていたら、面白いものを見つけました。

こちら

白鷹の商標?の額、です。
(これ、正式には何と呼ぶのでしょうか。宿題としておきましょう)


「捌き」として、「東京酒問屋升本幸太郎」とあります。


これ、明治の初めにウチ(揚場の升本)が茅場町に出していた、下り酒問屋「升本茅場町店」の後の名前ですね。


東京酒問屋組合」というのは、いわゆる「下り酒問屋」ですが、これらについてはまたの機会にご説明しましょう。


さてさて、上野まで行ったので、さらに足を伸ばして、こちらまで。


上から

浅草寺、です。

ちょっと珍しいアングルですが、雷門の前にある観光案内所の7,8階が展望スペースになっていて、登っちゃいました。

雷門から仲見世、本堂まで、人、人、人、です。
(昨日まで(かな)、羽子板市もやっていたようで、それもあったのでしょう)


でも、なぜ浅草寺?というと、実はこれがお目当て。



そう、年の福徳が祈願された「縁起小判」です。


これまで、年末とか年始に浅草寺に行った際、頒けて頂いたことがあるのですが、去年だか今年だかは「もうなくなりました」と言われ、その際に聞いたら「12月の後半、羽子板市の辺りから授与が始まる」と聞いたのを思い出したのです。


首尾よく頒けて頂き、来年も商売繁盛、幸せ一杯を祈った訳ですが、そこで連想。


あ、小判と言えば新川だ


これ、分かる人、どの位いますかね?


答えは、今週のいつか。
(ここからリンクを貼るので、お楽しみに)




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脊髄反射のスピードにはかないません。奥飛騨慕情、ではなくて、奥飛騨ウォッカ@日露首脳会談、です。

2016-12-18 12:36:17 | 酒のご紹介
                           
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ロイター(REUTERS)の日本版、です。





日本酒「銘柄は?」とプーチン氏

 ロシアのプーチン大統領は15日の安倍晋三首相との夕食会を兼ねた会談で、山口県の地酒「東洋美人」を気に入り、「何という酒か」と銘柄を尋ねた。会談場所となった山口県長門市の温泉旅館「大谷山荘」の関係者が16日、明らかにした。

 プーチン氏が宿泊した本館の部屋は、かつて天皇陛下も宿泊。中庭があるという。

 料理のメニューは事前にロシア政府ともやりとりを重ね、総料理長が考案したという。夕食会は本館2階の一室で行われ、ふぐ刺しや長州地鶏など山口県産の食材がふんだんに使われた。

 外務省によると、ノーネクタイで和やかな雰囲気で、岐阜県産ウオッカや国産ワインも提供された。




外務省さん、最近は出したものをすぐに公開するようになりましたね。


気になる日本酒ですが、長門市に蔵元さんがないからでしょうか、萩の「東洋美人」の純米大吟醸「壱番纏」でした。


それ以外のお酒は、山口県のものではなく、以下のラインナップ。

【スパークリングワイン】安心院エキストラブリュット2014(大分県)

【白ワイン】登美の丘 甲州 2015(山梨県)

【赤ワイン】ドメイヌ・タケダ・ブラッククィーン古木2013(山形県)

【ウィスキー】サントリーウィスキー響21年(京都府)

【ウォッカ】ベルーガ ノーブル ウォッカ(ロシア)、奥飛騨ウォッカ(岐阜県)



ワインなどは、山口にもワイナリーがあるのに残念でしたね。

山口ワイン
(「山猿」の永山酒造さんが取り組まれています)



まあ、東洋美人は元々人気のあるお酒ですから特にブレイク!という訳ではありませんが、ちょっと気になったのは


こちら



岐阜県は奥飛騨酒造さんの奥飛騨ウォッカです。
(奥飛騨 ウォッカ55度 720ml)


初耳だったので、調べてみると、小泉元首相がロシアにお土産に持っていったそうですね。




日本の造り酒屋が提供するウォッカです。
「しらかば」炭にて、濾過し貯蔵熟成させています。
なめらかで、甘みの残る味わいは、ハードリカー好きならずとも虜にする魅力があります。
そのまま冷凍庫へ、トロッとしたところをショットグラスでどうぞ。
もちろんカクテルのベースにもOKです!


だそうです。

これはブレイク?仕入れるか?と思ったのですが、ホームページに赤字(しかも太字)でこんな「お断り」が。

おかげ様で注文殺到の為、1月中旬以降、順次発送となります。
ご迷惑をおかけしますが、どうぞよろしくお願い致します。



ネット民の脊髄反射的なスピードにはかなわなかったようです。




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神楽坂自転車散歩。新宿区自転車シェアリング・サイクルポート@軽子坂

2016-12-17 12:04:17 | 神楽坂とインテリジェントロビーの徒然
                           
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今日は年内最後の土曜営業日あ、違ったけど、来週はクリスマスイブだし、休んじゃおうかなぁ。



御殿坂から大久保通りを斜め横断して軽子坂に入り、津久戸町の「あずさセンタービル」の前を通ると、見慣れないものがありました。


こちら



赤い車体の自転車がずらり、しかも電動アシスト付き、です。



近寄ってみると、こんなこと、のようです。


ほら


新宿区自転車シェアリング


いわゆるレンタサイクルのようですが、看板に挿してあった冊子を見ると、「コミュニティ・サイクル」というもので、軽子坂のここ(「サイクルポート」というらしい)で借りて、別のサイクルポートでも返せるという、レンタカーの「乗り捨て」のような仕組み。


しかも、新宿区だけでなく、千代田区、港区、中央区、江東区の5区が連携していて、相互乗り入れ(乗り捨て)が可能となっているようです。
(神楽坂エリアでは軽子坂だけのようです。さすが先進の軽子坂!!)


料金は1回あたり30分150円。他に月額会員や、1日パスなどもあるようです。


150円とは、電車の初乗りより安いですね。今度どこかに行く時に使ってみようかなぁ、と、この一週間、行ったところを思い起こしてみると、、、、


亀戸、、、、、、これは遠すぎますね。

山谷、、、、、、ここは距離的にはイイ感じなのですが、台東区なので「サイクルポート」がありません。

霞ヶ関、、、、、ここも距離的によさげなのですが、「サイクルポート」のマップを見ると、目的地だった官庁街はサイクルポートの空白地帯になっています(それで良いのか!国交省)。

後は、、、あ、新川の酒・フーズ健保会館にも行ったっけ。

あの辺り、サイクルポートはあるのかなぁ。。。。


あった

新川大神宮のちょっと先の新川アクロスビルにサイクルポートがあるようです。


距離的も20分くらいでしょうから、東西線とあまり変わらないし。

年末は外食も多く、カロリーも気になるので、今度使ってみましょうか。

新川大神宮の境内にサイクルポートがあれば、もっと良いのに。。。。。



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八人いる? 酩酊(ずぶろく)の七変人はホントは何人?何枚?

2016-12-16 12:12:30 | 新製品のご紹介(評判・評価)
                           
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昨日のネタは「ずぶろく」でしたが、昨夜の自分も「ずぶろく」でした。
もう当分、飲みませんよ。


そんな日経新聞の「ずぶろく」ですが、キレイな図版が東京国立博物館のコレクションにありました。


こちら


新聞の説明にあったような、ホウキを三味線代わりにかき鳴らす様子とか、樽を抱えて寝転がっている様子などが良く分かります。


で、この国立博物館のコレクションには、もう一枚の絵がありましたので、並べてみました。


こちら


左側では、徳利を頭に、あるいは扇子を出して踊っている人、達です。


「酩酊(ずぶろく)の7変人」というだけに、登場人物は7人。

でも、中央の女性は酔っている風ではないし、その意味では「7変人」というのはどうかなぁ、と思ったのですが、新聞を見直すと、この浮世絵、3枚組のようです。


国立博物館のコレクションには2枚だけだったので、ちょっと探してみたら、別の機関のコレクションにありましたよ。


これ


なるほど、、、、でカラミもあって、歌麿ですね。


ただ、酔っ払いは2人いて、先ほどの2枚の絵での6人と合わせると8人になってしまう。


すると、この絵は違うのかなぁ。。。


そう思って、3枚をつなげてみました。





見ようによっては、一番左のいちゃついている御仁が酔っ払い7人を見ているようにも見えますが、3枚目はちゃんとつながっているわけでもないですね。

コミカル感もちょっと違うようです。


新聞には「3枚組」とあったし、本当はどうなのでしょう。


教えて!エラい人。




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虎拳、酔拳はジャッキー・チェン。ズブロッカはウォッカ。ずぶろくは変人、です。

2016-12-15 12:52:01 | 附属酒類経済研究所
                           
                           【公式HPはこちら↑】



昨日の記事のタイトルは「飲んでないのに酩酊感」

「酩酊」ってもちろん「めいてい」と読みますが、一昨日かな、違う仮名がふってあるのを新聞で見ました。


こちら


日経朝刊の最終面の文化欄。今週は「江戸の愛嬌十選」となっています。

題材に挙げられているのは喜多川歌麿の「酩酊の七変人」。

この「酩酊」の記事でのフリガナが「ずぶろく」となっています。


実際にその浮世絵を探してみると、

確かに
(より正確には、「づぶろく」、ですね)



「ずぶろく」という言葉、あまり使いせんが、愛読書?の新明解国語辞典にも載っていました。
愛する理由などはこちら


ずぶろく
(東北・関東・中部方言)酒に酔って正体の無いこと。




これはズブロッカ
(「ズブロク」と音は良く似ているし、何か関係あるのでしょうか。。。。。)


webの和英辞典にもありますよ

彼はズブ六に酔っている
He is dead drunk.

ズブ六になるまで飲む
He drunks himself dead drunk.



いやぁ、市民権を得ているんですね。

それはそれと、「酔っ払い」って他にどんな呼び方があるのか、ちょっと気になりますね。

もう一つの愛読書(というか、机の傍らに置いてある)、「類語大辞典」を見てみました。


こんな辞典
(結構厚い)

「名詞」「ヒト(を示す)」という欄にもいくつか出ていました。



酔いどれ
飲んだくれ
飲ん兵衛
飲み助
酒乱
酔漢
酔客



ちなみに、「副詞」になるとこうです

ぐでんぐでんに
へべれけに
べろべろに
べろんべろんに


ひらがなになると、「ぐちゃぐちゃ感」が横溢してきますね。


最後の方に、こんな言葉がありました。


酔生夢死

酒に酔って、夢を見ているように、なすところなく一生を終えること。



ちょっと怖い。
そうならないようにしなきゃ。





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飲んでないのに酩酊感。ポゴレリッチ+読売日響のラフマニノフのピアノ協奏曲@サントリーホール

2016-12-14 12:09:14 | 附属酒類経済研究所
                           
                           【公式HPはこちら↑】




昨夜は読売日響の定期公演。


ソリストは何と「あの」ポゴレリッチ
ラフマニノフのコンチェルトは、まさに鬼才の怪演、といったところ。


Twitter風に呟けば、

ポゴレリッチ、マジ凄い。
ラフマニノフの頭の中の妄想を再構成したようなテンポ・ルバートだが、一つ一つの音が美しく、それを聞いているだけでフワフワ感が漂う。オケも合わせようと固唾をのんで指揮者を凝視、ポゴレリッチ以外は聴衆も含め緊張の一夜。

といったところでしょうか。


で、そんなサントリーホールですが、ちょっと意外?だったのは、空席もそこそこあったこと。



(ボケボケで、何のことやらわかりませんね)


「あの」ポゴレリッチですし、事実当日券もほとんど出なかったようです。


自分自身は定期会員なので券は予め確保してあったのですが、家人が「行きたい」というので数か月前に聞いてみたら既に売り切れ(なので一人で行った)。


それでも空席、というのは、定期会員で席を取っていて、来られなかった人、だと思いますが、これ、残念な話です。


読売日響、チケットぴあに業務委託するようになってから定期公演に行けなくなった時の振り替えのハードルが上がり、自分自身もチケットを無駄にすることが増えてしまいました。


確かに運営側としては、空席であっても料金は入ります。
単純な収支としては合っているのかもしれませんし、「振り替え」は収入が増えるわけではなく面倒なだけだというのはわかるのですが、本当にそれで良いのでしょうか。


演奏者も空席が目立つよりも超満員!の方が気合が入るでしょうし、聴く側もそれは同じ。


また、運営側も単なる商売ではなく、(素敵な)音楽を一人でも多くの人に伝える、という視点に立つならば、そういう空席をうまく再分配することも使命でしょう。
特に昨日の演奏の場合、音楽を志す若者などは聴くだけで音楽観が変わる、という人もいたでしょうし。


以前、チケットの転売サイトについて、お酒の販売とも絡め記事にしましたが、それとも関係しますね。


我々のお酒の商売も、もちろん売って儲けるのが株式会社としての大きな目的ですが、やはり売れればそれでよいのではなく、味わって飲んで欲しいし、そのためには良いものをお届けしたい。

代金さえもらえれば飲まずに捨てられても良い、とは思えませんし、「贈答なのでなんでも良いので高いものを」というご依頼ばかりでもやりがいがない。

じゃあどうすれば、というのはなかなか思いつきませんが、、、、、、。



しかし、ポゴレリッチ、本当に凄かった。

実はアンコールもあったのですが、それが終わったばかりのラフマニノフの第2楽章を「まるまる」やってくれました。
2回目だけあってオケも慣れたのか合ってきている感じでしたが、ポゴレリッチはそれを察知したかのようにさらに自由に演奏していて、本番よりも一層スケールの大きな宇宙と、緊張感、でした。


終盤のフルート2本のソロなど、入るのに無茶苦茶緊張してましたね。お疲れさま。




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スペインvsドイツ!キラキラ系スパークリングワインMAVAM(マバム)vs金箔入「リューデスハイマー」

2016-12-13 13:51:59 | 新製品のご紹介(評判・評価)
                           
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色々な種類のある東京メトロのフリーペーパーですが、女性向けの「Metropolitana(メトロポリターナ)」の表紙がイラスト風にリニューアルしたと思ったら、裏表紙の広告もちょっと派手目に。


こちら


お酒ですよ!


スペイン産キラキラ系パークリングワイン MAVAM(マバム)



キラキラネームなら知ってますが、「キラキラ系スパークリング」というのは初耳です。


説明を読むと、「ボトルを振るとキラキラに輝く」とあります。



ネットで調べたら、情報があった。





上下左右に回すらしい



Youtubeに動画もありました。


確かにキラキラ?


アルコール分は5.5%で、甘口ということですが、これらも勘案すると、キラキラは、アレを何してこうしているんだろうなぁ、と。


値段はネット上では4,000~6,000円位のようで、なかなかのお値段。

さてさて、お客様はどう評価するのでしょうか。





でも、よく考えたら、ウチにもキラキラ系のスパークリング、ありました。


金箔入のスパークリング・ワイン、です。


こちら

ヨハン・バプティスト・ディートリヒ ←これはワイナリーさん
リューデスハイマー・ゴールドドライ ←これが商品名


中身はドイツの本格派、折り紙付きです。


価格はオープンですが、確か1,500~1,700円位で売っているのを見た気がします。

さっきの、アレを何してこうしているキラキラ系の半分以下の価格ですよ。


まだ在庫あるし、こっちを買いなよ。




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大隅先生のノーベル賞受賞記念品は酵母からの贈り物のお酒「出羽桜・一路」です。

2016-12-12 12:29:31 | 酒の情報(酒エトセトラ)
                           
                           【公式HPはこちら↑】




もしかしたらノーベル賞史上初めてかもしれない。





ノーベル医学生理学賞を受賞された大隅先生。


その晩餐会、日本時間で昨日の早朝に開かれたようで、昨夜から幾つかのニュースで報道されていました。


例年、どんなお酒が供されたの?といった話題が気になりますが、今年は別の意味で「!」です。


それは大隅先生のスピーチ

「私は酵母(イースト、yeast)をおよそ40年間研究してきた研究者です」から始まり、「イースト」を連呼しています。


そう言えば、インタビューでもお酒好きを公言されている大隅先生、以前、別の賞の受賞時にはオリジナルのウィスキーを配られた、ということをご紹介しました


その名も、「Lessons from Yeast(酵母からの教え)」


いやぁ、酵母もうれしかろう、と思っていたら、スピーチの中でも酵母から得たものとして

many lessons and wonderful gifts from yeast,
(たくさんの教えと、素晴らしいギフト)


とした上で、好きなものとして

SAKE and liquor
酒(日本酒)と(その他の)酒類だ


と、お酒(日本酒)を特出しして頂きました!


画面がすぐに替わってしまったので、ネットで探してみた。


あった


このANNニュースでは

「酵母から多くの教訓と贈り物をもらった。なかでも一番好きなのは酒だ」

となっていますね。


ちなみに、スポニチでは

最後のスピーチでは「(研究対象である)酵母からの贈り物に感謝している」と話した後に「(その贈り物で)一番好きなのは日本酒と蒸留酒です」と付け加えて会場の笑いを誘った。

liquorを「蒸留酒」と訳していますが、これは他のニュースソースのようにお酒一般をさしていると理解した方が良いですね。

いずれにせよ、「SAKE」という言葉を特出しして頂くとは、ありがたいことです。

SAKE(JAPANESE SAKE)という単語がどのくらい世界で認知されているかは定かではありませんが、これをきっかけに「ノーベル賞のDr.オオスミが一番好きだと言っているSAKEとは?」と興味を持っていただければ良いですね。

ただ、その先なのですが、どうしても日本の場合(外国も?)、「銘柄」の話になりがちです。

ちなみに大隅先生、ノーベル賞受賞の記念品として、オリジナルラベルのお酒を造られたそうです。


こちら


蔵元は山形の出羽桜さん。

「酵母の研究者らしく日本酒が良いのではと考えているのだが」と、友人の研究者に相談し、出羽桜を紹介されたらしいです。

中身は純米大吟醸の「一路」で、ラベルには上掲した「Lessons from Yeast」と書かれているようです。



出羽桜さんと言えば、問屋仲間の小泉商店さんの特約蔵元さんですね。

今度先輩のKさんにお願いして、飲ませてもらおうっと。



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絶滅危惧種は終わりの始まり、ではなくて、トンネルの出口への分岐点、です。

2016-12-11 12:12:12 | つぶやき、ささやき、ぼやきに歯ぎしり
                           
                           【公式HPはこちら↑】




師走です。


お歳暮で街の酒屋さんにご挨拶等でおうかがいしていると、「ボヤキ」多いです。


注文が多ければ多いで

「周りの酒屋がつぶれちゃったからウチしかないんだよ」ですし、


ちょっと厳しいと

「まあ、酒屋なんて絶滅危惧種みたいなもんだからねぇ」となります。


確かに問屋仲間の間でも「酒問屋なんてトキみたいなもんだ」などのボヤキを耳にすることもあった気もしますが、そうすると、見るもの聞くもの、そう思えてきます。






キリンが絶滅危惧種に


冷静に判断すれば、キリンは動物のキリンであることは間違いないのですが、記事を見たその瞬間は「キリンビールさん、ヤバいの?」などと思ってしまいました。
(ごめんなさい!だって、「インベヴとかの外資に買収か?」なんてこともあるので)



ただ、絶滅危惧種って、メダカなどもそうです。

絶滅したとか、しかかっている、というより、これからの対応策が大事、という意味でリスト入りするようです。
いわば、トンネルからの出口への分岐点、でしょうか。



「絶滅危惧種だ、もうだめだ」ではなく、「よし、頑張ろう」なんですよね。




そう言えば、先ほどの街の酒屋さんの「ボヤキ」も最後はこうなります。



「総本店さんが頑張ってくれなきゃ!」


ハイ!、頑張ります。



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サントリーはヨーグルト風味の天然水。キリンはプラズマ乳酸菌入りのビール。どんな味?

2016-12-10 12:14:21 | 新製品のご紹介(評判・評価)
                           
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これこそ、分かる人には分かるし、分からない人には分からない、話で恐縮dですが、、、


昨日はご多忙の中、ありがとうございました。

我々も次なる一歩を踏み出す思いを新たに致しました。

今後ともよろしくお願い致します。





さて、そんな昨日の日経新聞に、こんな全面広告が。



世界は「ない」と言った。

キリンは「ある」と思った。

世界初の乳酸菌。



中央には青白い瓶。ラベルにはLAGER-BEERとあります。





乳酸菌入りのビール?でしょうか。


最近、サントリーさんの「南アルプスの天然水」のヨーグルト風味(見た目は透明で風味のみ)がヒットしていると聞いていますが、その二番煎じ?。


しかもキリンさんはビールに入れたのか!とちょっとびっくり。


この「プラズマ乳酸菌」、免疫力を強くするスゴイ力を持っていて、風邪やインフルエンザのリスクを低減することなどが確認されているそうです。




しかし、乳酸菌ってどうしてもヨーグルトみたいな味を連想しますよね。


ビールになじむのかなぁ、とか、そもそもビールに入れなくても、とか思ったのですが、頭の方から読んでいっても、味など、この瓶の具体的な中身が出てきません。



さらによーく見ていくと、一番下に、サラ金の広告もびっくりの小さい文字でこう書いてありました。



※ ボトルはイメージです。

なーんだ。



ビールとは全く関係なく、キリンが発見(開発)した乳酸菌の話でした。


「キリン」というとどうしても「ビール」を考えてしまいますし、現にビール瓶(みたいなもの)も出ているし。


紛らわしいなぁ。



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最後はエルメス? 貴船神社は水の神で、水の精はオンディーヌで、オンディーヌのカクテルはブルーキュラソーで、、、、、

2016-12-09 12:12:12 | 酒の情報(酒エトセトラ)
                           
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ちょっと無茶苦茶な連想、です。






年末に備え、机回りの断捨離というか、要はちょっとずつ(本当にちょっとずつですが)片づけをしているのですが、こんなものが出てきました。




京都の鞍馬にある貴船神社に行った際に頂いたお守りです。

貴船神社と言えば水の守り神。


水は万物の根源。お酒(日本酒)にとっても大事な要素。


などと、今朝、目覚ましを一度止めた後、「うつらうつら」考えていたのですが、そういう時って色々とお酒ネタとの関係についてさらに連想したりするんですよね。


仕込み水って、日本酒だけでなく焼酎やビール、ウィスキーなどでも大事なのに対し、ワインは水を加えない、という点で、例外的な存在だなぁ、とか。。。。。





そんな「うつらうつら」の中、ラジオから流れている曲(クラシック)は、たぶんラヴェルかドビュッシーか、近代フランスの曲のようです。

そういえば、ラヴェルもドビュッシーも、どちらも西洋の水の神様というか、水の精「「オンディーヌ」という曲を書いているよなぁ。


で、オンディーヌとお酒と言えば、、、、そんなカクテルがあったはず。


と、ここで、布団の中でiPadで検索。


これ

レシピは、

ジン
クレーム・ド・ペシュ
ブルーキュラソー
グレープフルーツジュース
レモンジュース


そうそう、こんなレシピでした。

「水の精」を連想させるのは、ブルーキュラソーなのですが、サントリーのカクテルサイトでは、レシピの説明に


ブルーキュラソー(エルメス)



とあります。

エルメスって、あのエルメス?と思って、今度はサントリーの商品サイトに。


あった


ヘルメス ブルーキュラソー
1950年代に発売されて以来、伝統的な製法を忠実に守った本格リキュール。



なるほど、「読み」こそ「ヘルメス」にしていますが、スペルはしっかり「HERMES」です。



多分、紛らわしいのでギリシャ語系の「ヘルメス」というカナにしたんでしょうね。


ちなみにこの「HERMES(ヘルメス)」では他にも色々とリキュールを出しているようで、


こんなのとか


こんなのも


今度、ネタとして「エルメスのお酒です!」とか言って差し入れてみようかしらん。


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新興?いや65年の歴史です。キンミヤウイスキー「SUN PEACE(サンピース)」

2016-12-08 12:19:05 | 酒のご紹介
                           
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昨日は太田和彦の「ふらり旅 いい酒いい肴」に引き続いて吉田類「酒場放浪記」でも新川大神宮が登場!、という、崇敬者一同としてはちょっとうれしいニュースをご紹介致しました。


そこでクエスチョン

「ふらり旅」にはなくて「酒場放浪記」にはあるものは何でしょうか。



常連さんとの乾杯、とか、番組最後の謎の一句とか、色々あるのですが、番組の立ち位置を示す特徴的なものが、




こちら


そう、ホッピーです。


実は「ふらり旅」を観た回数はまだ数回なので確かなことは言えませんが、いつも難しいお酒を飲んでいる雰囲気で、ホッピーを頼んでいるところ、観たことないんですよね(そもそも、置いてなさそう)。




では、もう一つのクエスチョン



ホッピーに欠かせないモノと言えば?



こちら



写真は控えめですが、堂々たる定番。三重県は宮崎本店さんの甲類焼酎「キンミヤ焼酎」ですね。

自分も普段ホッピーを飲むわけではないのですが、これくらいは知っています。ちょっと簡単すぎる質問でしたね。


そこで、今度は難易度の高いクエスチョン


このウイスキー、ご存知ですか?


これ


倉庫にあった、見慣れないウイスキーなのですが、その名も「SUN PEACE(サンピース)



実はコレ、「キンミヤ焼酎」の宮崎本店さんの造っている地ウイスキーなんです。



「SUN PEACE」の文字などがレトロな雰囲気を醸し出しているのですが、なんと戦後間もない1951年から販売している(※完全な裏は取れていません)らしい。レトロな訳ですよ。


スコッチの原酒をもとにした、いわゆるブレンデッド・ウイスキー(もしかしたらキンミヤ焼酎も?)で、元々は一升瓶のみの販売だったのが、近年のウイスキーブームもふまえ、ブレンドをリニューアルしたり、600mlの小瓶を出すなどしてファンも拡がり、ウチの倉庫にもお目見え、という訳です。


メーカーさんによれば

戦後の混乱期に“太陽の恵み”と“平和への願い”を込めて開発されました。
老舗酒蔵が手がける伝統の地ウイスキー、その仕込み水はもちろんあのキンミヤ焼酎と同じ名水・鈴鹿山系伏流水。
リニューアル以前の「サンピース」よりもモルト使用率を高め、グレーンスピリッツを使用することにより、バランスの良いウイスキーに仕上がりました。


だそうです。


ちょっと驚いたのは、税込972円というその値段。

トリスやレッドよりも安いのではないでしょうか。


そこで、本日最後のクエスチョン。


サンピースウイスキーって美味しいの?





、、、、、、すいません。まだ飲んでいません。
(社販で買った人に聞いたら、「なかなかのもの」だそうでした)


差し入れ用に今度買ってみようっと。



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太田和彦に続き「吉田類の酒場放浪記」!モテキに入った新川大神宮。神のご加護か出来すぎの展開!

2016-12-07 12:22:34 | 新川大神宮と新川
                           
                           【公式HPはこちら↑】



いっとき、狂い咲きした新川ネタからもしばらく離れていましたが、満を持して?の再登場です。


と言っても、自発的ネタではなく、テレビ番組のご紹介、です。


こちら


「吉田類の酒場放浪記」です。

昨日放送された記念すべき第750回の舞台はなんと新川!


ちょっと前には太田和彦さんも番組の中で訪ねられたり、モテキかも。





番組冒頭、新川大神宮を訪れています!


ほら




実は新川大神宮の総代を務められている先輩方から収録が来ることはお聞きしていて、もちろん放映日も教えて頂いていたのですが、あいにくテレビの前に正座!という訳にはいきませんでした。

どうしたものかと思っていたのですが、TBSのサイトで向こう1週間、無料で公開しているとのことで、首尾よく復習。

↓↓↓↓12月12日まで!↓↓↓↓
http://www.tbs.co.jp/muryou-douga/bs___sakaba/750.html


15分間番組なので、百聞は一見に如かず、ご覧いただければ良いと思うのですが、1分1秒を争う国際的ビジネスパーソンや、無料公開期間の終了後のために、以降、数カットを抜粋してみました。




境内にて、問屋や酒造メーカーさんの名前が連なっているのを見て「感動した」と言っていました。

#あ、ナレーションで「戦後、酒造メーカー神社の再建に尽力、秋の例大祭にはお酒を奉納」とありましたが、間違いではありませんが、問屋が主体ですよ!!! 困っちゃうなぁ、もう。


で、そそくさと立ち去って行ってしまいます。

あれれ


その後、01:56~03:30まではボルダリングの場所なのでパスして、今日のお店は、



おでん屋さんの「京八」さんです。
(ナレーションでは京都とご縁があるようなことを言っていたような)



類さん登場の場面。ご主人の前の席に陣取ります。




お酒は賀茂鶴(&誠鏡)。
(おや、奥の方には京都つながりでしょうか。北大路欣也さんが、、、じゃあないか)


以前、11月の初頭でしょうか。5勺の猪口の破壊力について書きましたが、ここのお猪口がそれ。
皆さん、結構飲んでいるようで、盛り上がっていますよ。

そんな中、なぜか吉田類さんと二代目女将との会話の中で、「新川締め」の話が出てきて、女将から「ノリキさん(と聞こえた)、できるでしょ、できる?」と水を向けられたご紳士を中心に、新川締めのご披露と相成りました。



これは記念碑的場面ですね。
(あ、ポスターの滝川クリステルさんにもモザイクかけちゃった!サッポロさん、ごめんなさい)



類さんたちも




謎の一句を残して、次なるお店に。



いやあ、見てきたかのようなレポートですが、この展開、ちょっと出来すぎですね。
大神宮の御加護か、はたまた、、、、、、、、、、あ、そうか!この前お誘い頂いたお店はここでは?



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「まあまあ」「それなり」ではなく、「出来る限り」「最高」のものを(という意気込みを)!!!

2016-12-06 12:10:17 | つぶやき、ささやき、ぼやきに歯ぎしり
                           
                           【公式HPはこちら↑】



今朝は、一時間一本勝負で初めての体験、です。


こちら


良く分からないかもしれませんが、金曜の会で用いる「映像の編集」をしているんです。
(ちなみに、もう一時間一本勝負では、同じくその会でのあいさつ状の文章確定作業)


以前、当社が取材等にご協力した、神楽坂を題材にした30分ほどのネットムービーから、5,6分を抜粋する、という作業。
(もちろん、著作権者のご理解を頂いて、ですよ!)



どうやるのかな?専用のソフトが要るんだろうなぁ、と思っていたのですが、色々調べていると、自分のパソコンに予めインストゥールされているソフトで出来るようです。





画像や音声を切り出したりつなげたり出来るみたいですが、時間もないし、とりあえず切り貼りで仕上げましたが、素人の仕事にしては、まあまあではないでしょうか。





しかし、自分で言っておいて何ですが、この「素人の仕事にしては、まあまあ」というのは大きな問題ですね。


例えば文章を書いて発信する(このブログもそうですね)に際しても、昔だったらそれなりに時間をかけて情報を収集・整理した上で、文章を書くのにも気合は違ったし、そして推敲や校閲もきちんとしていたのでしょうが、今では情報はwebで「さささっ」と集められるし、特にweb記事であれば後から直せるし、と文章レベルも落ちてしまいますよね。


「素人の仕事にしては、まあまあ」ではありませんが「限られた時間の中では、まあまあ(それなり)」という言い訳で済まされてしまう。


前にも何度か書きましたが、その典型はいわゆる「フリーペーパー」「テレビの情報番組」で、内容はネタ元からの流用で、そしてそれ以上に文章や構成が拙く、誤用や間違いも少なくない。


そしてそういうものを普段目にしていると、自らが文章を書く時なども、(そうなる方が悪いという指摘ももっともですが)それに引っ張られてしまう、ことになりがちです。



このように、従来、知見や経験(技術)などの(膨大な)蓄積が必要であったものが、ITなどを助けを借りてハードルが下がる、ということは、全体としては良いことだと思うのですが、それに伴い、出来上がるモノやモノづくりへの敬意が失われ、それとともに「良いモノを作る」ことへのインセンティブが下がる、というネガティブなものもある気がします。


お酒造りについても、とにかく全体の水準は上がってきていて、「まずいお酒」はほとんどなくなってきているし、色々なチャレンジ(例えば、「速醸」しかやっていなかった蔵で「生もと」に取り組むとか)もできるような環境になっています。


そういう取り組みは素晴らしいと思うのですが、中にはごくごく一部「まあ、そこそこのものはできるので、後は物語をどうしかけるか」というところに重点を置く向きもあるやにお聞きします。

プロなんですから、意気込みだけでも、「そこそこ」ではなく、「あなたの思う最高のもの」を造って欲しいなぁ。。。


我々もそれを受け、心を込めて売りますよ。



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