きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

お金は計画的にお願いします

2005-06-21 | その前の会社

そう言えば、まだ送別会から腹の虫が治まらなかった日曜日の午後、社員のYKさんから電話が来ました。

「sakeさん、仮払い精算してください。」
「えっ!今からですか?今日会社休みの日ですよ。」
「それが無いと今日困るの。俺がこれからsakeさんの家まで迎えに行くから(会社に行ってよ)。」
「えぇ・・でも・・・YKさんの仮払いって、そんな大きな額でしたっけ?」
「3000円ぐらい。」
「えっ・・。」

私は数秒間沈黙を守った。この無言の沈黙でどうにかYKさんが居心地悪くなり、違う方法を見出してくれるのを祈った。何故、私が彼の3000円の小遣いのためにわざわざ休日会社に行かねばならないのか。でも、彼は決して譲らなかった。
「だって、sakeさん昨日サ、俺が昼寝しているうちに、いつの間にか帰っちゃったでしょ。ちゃんと午前中に仮払い(の申請)しておいたのに。」

えぇぇ・・・・(それを言われるとグーの音も出ない)

なぜなぜなぜ???YKさんがアパートの一人暮らしなら、まだ分かるけど、彼は両親と実家で同居しているのに。「3000円なら親から借りてくださいよ。」と口の先まで出かかったが、こう言う時のYKさんの逆切れは(普段温和な人柄ゆえに)怖いと言うのを知っていたので、何も言えなかった。それに、休日に事務員を起こしてイヤイヤ会社に行かせるほどの金の用事とは一体なんであろうか。

「じゃ、今からYKさんの机の中に入れておきます!(怒)」

電話を切って、私は子供の居る前で「バッカヤロー!」と吐き捨てると、ほぼ寝巻き状態で自転車をこいだ。この気分でYKさんを顔を合わせたら、どんな醜い顔をするか分からなかったので、会いたくなかったのである。

   ********

翌日。
YKさんはお詫びに牛乳(500ml)2パックと油取り紙をプレゼントしてくれた。(私は牛乳が好きだと思われているのだろうか?)
「いやーsakeさん、ありがとう、助かったよ。」

私は、自分がここで優位に立ったのを確信して、思い切って尋ねてみた。
「YKさんはご両親からお金を借りる事はできないんですか?」
「ん・・ちょっと言えなくてね~前に借り過ぎちゃった事もあったし」
「えっ・・・。まだ給料日まで1週間近くありますけど、3000円で大丈夫ですか?」
「それがね~宝くじ当たってたのよ、ついてたんだよ!3600円。だから大丈夫だよ。」
「あ、そう、当たったんだ。。。」
「6000円買ったからね。」

えっ。
6000円も宝くじを買うなんて・・YKさんが貧乏なのかリッチなのか、だんだん分からなくなってきた。少なくとも、私の金銭感覚と彼のそれとは異なるものらしい。
それにしても、明らかに嫌がる私を無理に会社に行かせるほどの彼の理由は一体何だったのだろうか?知りたかったが、やはりそこまで訊く事はできなかった。