きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

自分にこれからできること

2006-01-17 | 父の記録と母の思い出
今月は資金繰りがしんどいです。(会社)
BRさんも私の前では笑顔でいたけれど、それが精一杯だったようなムードを感じます。

そんな心境で帰りに実家に寄りました。
妹の車がない・・・妹は出掛けているらしい。そこで一度帰ろうとするのだけど、父が1人でいるかもと思い、ピンポンを鳴らします。

父との会話。
でも、なんだか最近気が重く、ついつい新聞なんぞを手に取ってしまいます。

「kekeは学校は決まったか。」
「ん、これから。」
「某私立高だったかな。」←かろうじて、うろ覚えしている
「ん、そんなとこ。」

またいつものお決まりコースで、これから延々と話は続き、私は新聞を読みながら、適当に相槌を打ったりするのだが、今日は父のお決まりの話があまり進まない。

「今度、kekeと旅行に行かないか。」
「ん・・お金も掛かるし。」
「金はオレが出すよ。」
「ん・・kekeはもう一緒には来ないかなぁ。。。」

私は新聞を置いた。
父の話が今日はあまり進まない。

「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・最近、病院行ってるの?」←自分からこんな会話しか出ない
「今度の医者は同じ事しか言わない。ダメだ。」
「同じ事?」
「アルコールはいけないだの、そればかりだ。前の先生はよかった。今は居ないんだよ、国際的に活躍している。」

国際的と言うのは父の妄想なのだ。私はこの変なウソを言う父があまり好きではなかった。父がどこか壊れてしまったような気がするのだ。

「・・・もう帰ろうかな。」


いつかこのまま父は居なくなってしまう。

私は母の葬式では泣かなかった。
あなたが何より願っている通り、kekeはちゃんと育ててみせますと誓った。
それが何よりも供養だと思った。葬式でオーバーアクションで泣くのは私にはあり得ない。それなら生きているうちに何かする事があるんじゃないかと思うから。

でも、新聞を読みながら父の話に相槌を打つ自分。
父はその姿で話が進まなかったのかも。
父が行きたがっている旅行に同行できない自分。
お金のせいじゃなく、父と一晩付き合うのが疲れるからだ。

このままじゃ、きっと後悔してしまうかもしれない。