昨日、会計事務所さんが決算書を作って持ってきた。
私はちょっと外に出て、今月で辞めるんです、と話をした。
ちょっと驚いていたけど、そうですか、と言う感じだった。
決算書は封を開けずにIさんに渡した。
今日その話になって、
「どうでしたか?」
そして、ハッとして「社長は黒字だって言ってたけど。」と付け加えた。
Iさんは明らかにムッとして、「そうだよ。」と一言言った。そしてもう何も言わなかった。
言った私が、バカだった。
もう私はここの社員扱いではないんだった。
今日はほとんど事務所に誰もいない。
今までも珍しいことではなかったけれど、そんな時もK女史がいた。
机の引き出しや、棚を整理することにした。
もう退職の書類も作っていこうか。
MTさんが帰ってきて、「楽しそうですね~」と冷やかした。
「そんなコトないよ。。。本当にこれでよかったかどうか考え出すよ。」
「またまたぁ。オレの前だからって。」
「ほんとだよ。」
どっちがよいか、何が正解かなんて判らないよ。
私はビンボウくじをひくのが似合ってた。
旦那も愛人に取られてしまって、1人になるのがサマになってたし、会社も途中で要領よく辞めることができなくて、最後にビンボウくじを引くのが似合ってた。
誰かに何かを言われて、言い返したくても言い返せなくて、言われるままやられるままの姿が似合っているし、誰かを好きになっても、その人は本当は他の人が好きで桜のように散る恋が似合っていると思う。
だから、どうも今回のが、「私だけがサッサと辞めて他の会社に移って無事に難を免れました、めでたしめでたし」みたいな終わり方にはならないような気がするのだ。実はこれがものすごい落とし穴なのかもしれない。
でも、例えそうだとしても、もう私は決めてしまったし、周りにも告知した。
後には引けない。始めるしかない。
MTさんはこの前お母さんの還暦のお祝いをしたそうだ。
男を作って家を出てしまったらしい。
「それでもお祝いを?えらいのね。」
「うん・・1人で暮らしているんだよ。」
「彼は今はいないの?」
「うん。。。最近、精神的にも弱いみたい。」
「お仕事はしてるの?」
「うん。」
「60過ぎても働いているのかぁ・・年金もらえるのは65からだもんね。」
「その5年間は大きいよ、sakeさん。」
「そうか・・私もそれまでにお金が貯まらないと仕事探すようなんだね。」
はぁ・・それを思うと、頭がクラクラする。
この次の会社で65まで面倒をみてくれるとはとても思えん。
それどころか、若年認知症みたいになったら、その時点でクビになりかねない。
それでも、もう選んだんだ。
私はちょっと外に出て、今月で辞めるんです、と話をした。
ちょっと驚いていたけど、そうですか、と言う感じだった。
決算書は封を開けずにIさんに渡した。
今日その話になって、
「どうでしたか?」
そして、ハッとして「社長は黒字だって言ってたけど。」と付け加えた。
Iさんは明らかにムッとして、「そうだよ。」と一言言った。そしてもう何も言わなかった。
言った私が、バカだった。
もう私はここの社員扱いではないんだった。
今日はほとんど事務所に誰もいない。
今までも珍しいことではなかったけれど、そんな時もK女史がいた。
机の引き出しや、棚を整理することにした。
もう退職の書類も作っていこうか。
MTさんが帰ってきて、「楽しそうですね~」と冷やかした。
「そんなコトないよ。。。本当にこれでよかったかどうか考え出すよ。」
「またまたぁ。オレの前だからって。」
「ほんとだよ。」
どっちがよいか、何が正解かなんて判らないよ。
私はビンボウくじをひくのが似合ってた。
旦那も愛人に取られてしまって、1人になるのがサマになってたし、会社も途中で要領よく辞めることができなくて、最後にビンボウくじを引くのが似合ってた。
誰かに何かを言われて、言い返したくても言い返せなくて、言われるままやられるままの姿が似合っているし、誰かを好きになっても、その人は本当は他の人が好きで桜のように散る恋が似合っていると思う。
だから、どうも今回のが、「私だけがサッサと辞めて他の会社に移って無事に難を免れました、めでたしめでたし」みたいな終わり方にはならないような気がするのだ。実はこれがものすごい落とし穴なのかもしれない。
でも、例えそうだとしても、もう私は決めてしまったし、周りにも告知した。
後には引けない。始めるしかない。
MTさんはこの前お母さんの還暦のお祝いをしたそうだ。
男を作って家を出てしまったらしい。
「それでもお祝いを?えらいのね。」
「うん・・1人で暮らしているんだよ。」
「彼は今はいないの?」
「うん。。。最近、精神的にも弱いみたい。」
「お仕事はしてるの?」
「うん。」
「60過ぎても働いているのかぁ・・年金もらえるのは65からだもんね。」
「その5年間は大きいよ、sakeさん。」
「そうか・・私もそれまでにお金が貯まらないと仕事探すようなんだね。」
はぁ・・それを思うと、頭がクラクラする。
この次の会社で65まで面倒をみてくれるとはとても思えん。
それどころか、若年認知症みたいになったら、その時点でクビになりかねない。
それでも、もう選んだんだ。