きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

いつものビンボウくじ

2008-03-06 | 前の会社
昨日、会計事務所さんが決算書を作って持ってきた。

私はちょっと外に出て、今月で辞めるんです、と話をした。
ちょっと驚いていたけど、そうですか、と言う感じだった。

決算書は封を開けずにIさんに渡した。
今日その話になって、
「どうでしたか?」
そして、ハッとして「社長は黒字だって言ってたけど。」と付け加えた。
Iさんは明らかにムッとして、「そうだよ。」と一言言った。そしてもう何も言わなかった。

言った私が、バカだった。
もう私はここの社員扱いではないんだった。
 
今日はほとんど事務所に誰もいない。
今までも珍しいことではなかったけれど、そんな時もK女史がいた。
机の引き出しや、棚を整理することにした。
もう退職の書類も作っていこうか。

MTさんが帰ってきて、「楽しそうですね~」と冷やかした。

「そんなコトないよ。。。本当にこれでよかったかどうか考え出すよ。」
「またまたぁ。オレの前だからって。」
「ほんとだよ。」

どっちがよいか、何が正解かなんて判らないよ。

私はビンボウくじをひくのが似合ってた。
旦那も愛人に取られてしまって、1人になるのがサマになってたし、会社も途中で要領よく辞めることができなくて、最後にビンボウくじを引くのが似合ってた。
誰かに何かを言われて、言い返したくても言い返せなくて、言われるままやられるままの姿が似合っているし、誰かを好きになっても、その人は本当は他の人が好きで桜のように散る恋が似合っていると思う。

だから、どうも今回のが、「私だけがサッサと辞めて他の会社に移って無事に難を免れました、めでたしめでたし」みたいな終わり方にはならないような気がするのだ。実はこれがものすごい落とし穴なのかもしれない。
でも、例えそうだとしても、もう私は決めてしまったし、周りにも告知した。
後には引けない。始めるしかない。

MTさんはこの前お母さんの還暦のお祝いをしたそうだ。
男を作って家を出てしまったらしい。

「それでもお祝いを?えらいのね。」
「うん・・1人で暮らしているんだよ。」
「彼は今はいないの?」
「うん。。。最近、精神的にも弱いみたい。」
「お仕事はしてるの?」
「うん。」
「60過ぎても働いているのかぁ・・年金もらえるのは65からだもんね。」
「その5年間は大きいよ、sakeさん。」
「そうか・・私もそれまでにお金が貯まらないと仕事探すようなんだね。」

はぁ・・それを思うと、頭がクラクラする。
この次の会社で65まで面倒をみてくれるとはとても思えん。
それどころか、若年認知症みたいになったら、その時点でクビになりかねない。

それでも、もう選んだんだ。

タフになれ

2008-03-06 | 前の会社
一昨日あたりから、また徐々に眠れる時間が増えた。

タフになれ。
強くなれ。

あれから社長とは顔を合わせてない。
電話では一度普通に話をした。

Iさんとは普通に業務の話はしてる。
私から話しかけることはほとんどない。
でも、ちょっと前みたいに「sakeちゃん~・・」って言うのはないよね。
そう言えば、テンシのナミダもいよいよダメっぽい。

先月は社長と奥様の給料が止まった。
まだ普通に融資は受けられるから、今すぐどうこうはないと思うけど。

社長は「家内ではダメなんだよ、家族関係がギクシャクするんだ」と言っていたけど
経理を手伝うからではなくてそんな資金繰りだから、ではなかろうか。
それに対して社長もIさんも真剣に何かを変えようとは思わないのか。
やり方は分からなくても、気持は通じるものだ。
いろいろ考えると、腹立たしくなる。

でも、それを口にすると、あの時の元夫のようにキレそうだ。
あぁ、彼はそんな気持だったのかもしれない。
でも、乗り換えてよかったんじゃない?
その後の人生は、よいも悪いも彼自身が受け止めればいいのだから。
 
私も、よいも悪いも、全て自分で受け止めるしかない。
どっちが得かと、天秤に掛けたら一生決められない。
決める。信じる。向かって行く。
それしかない。

この前会った時、nanuさんが言ってた。

「オレ悔しいんだよ。あの時もっと(真剣に)考えたら2年でも3年でも会社が続いたんじゃないんかと思って・・だから、今は(妥協しないで)やってるんだ。コイツもどんなに仕事が増えても、嫌な顔、しなくなったもんな。」
「うん。会社がなくなったら終わりだからね。」と秀クンが言った。

私も、心からそんな風に仕事をしたい。
今のこの気持はずっとずっと続くものではないかもしれない。
でも、この仲間となら、続けられそうな気がするんだ。


私の元夫だった人は、どんな気持で新しい家族を作っていったのだろう。
でも、私はそれから結構、有意義に生きている。
たぶん、あのままフツウに結婚続けているよりかははるかに。