きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

よいお母さん

2012-05-15 | 息子keke
帰るとkekeはグースカ寝ていて、当然夕飯なんて用意していることもない。

昨日の今日だから昼間寝ていてもおかしくないのだけど、帰ってきて息子が居るのにも関わらず家の機能が止まっている、やるせない。

私はため息をついて、「今日の夕飯はどうするの?」と尋ねた。

kekeは「あぁ・・・」と言ってもかなり本気で寝てたので、なかなか起きる事がままならない。
しかし「どうする?」と言われると、忽然と買い物に出掛け、半額の弁当を買ってきて、またグースカ寝た。

私は半額のカキ弁当を目の前になんとも空虚な気持になった。

良いお母さんはこう言う場合、どうするのだろう?

黙って何も言わずに、自ら夕食の支度を始めるのか。
「今日は私が作るかねぇ」と言ってみるとか。
それとも起きる(夜中?)まで根気強く待っている。
或いは先に寝る。
そもそも車なんて乗らずに病院に通わせるのか。

どれもこれも、やけくそな気がするし、どれを選んでも変わらないかもしれないのに、常に自分は責められ責められ、責められるしかないわけです。こうなると。

運転免許と同じように、子供を産むにあたって試験や免許が必要だったのではないか。
例えば分厚い3,000円ぐらいするテキストがあって、それにパスしないと、子供を産めないもしくは、産んでも自分で育てる事はできない。

それで私は必死になって勉強する。
そこにはこう言う場合にはこうすることが良いお母さんです、と書いてあって、こんな時に私は苦も無く、昔のテキストをパラパラめくって、「良いお母さんはこう言う時こうするのか」と納得する。
そして、そもそもこう言う事態になっていないのです。

「子育てにマニュアルなんて無い」と簡単に言うけれど、それなら何故世間的に「良い子」と「そうでない子」がいるのだろうか。「褒められる子」と「そうでない子」がいるのだろうか。
そして、みんなぶっちゃけなってほしいのは前者でしょぉ?

皮肉な笑いがこみあげてくる。

それ以前にお母さんだって人間なんだよなぁ、喜怒哀楽・感情のある1人の人間なんだと思ったり。
でも、きっとこうなってしまうと、もう1人の人間として感情を持つことがたぶん世間的に許されないんだろうなぁとか、この場合、怒らずイヤミもかまさず「ゆっくり寝てなさい、いいよ」と夕飯を作るのが、おそらく良いお母さんで、多くの子育てに成功している方々は、きっとそうしていらっしゃるだろうから。

そして、また今日もこんなに私は生き難いわけです。
何をやっても結果が全てで、それは「ダメ」と言う二文字です。