八王子市散田町在住のスポーツ好き親父の戯言!

八王子市の学童野球チーム散田ドラゴンズ元管理人(2007年3月~2016年2月)のブログです。

必要とされる男

2009年12月03日 22時36分31秒 | プロ野球・高校野球

昨日書いたように、清峰高校の吉田監督の指導法の肝は、控えを含めて全員に役目を与えることによりやる気を引き出すことだそうですが、それは、人間が必要とされることに喜びを感じる生き物だからです。

 

では逆に、どうやったら必要とされる人間となることが出来るのか。ニューヨーク・ヤンキースからフリーエージェントとなった松井秀喜は、来年度DHを使って主力選手に休養を与える方針のフロントにとっては絶対的に必要な選手ではないということが既定路線のようになっていて、シーズン初めからそうした報道がなされていました。しかし、監督のジラルディが「今シーズンの使い方で、主力選手を休養させるのにまったく支障はなかった」と松井残留に期待をにじませ、主将で松井と同い年の生え抜きスターのデレク・ジーターも慎重に言葉を選びながらも、松井残留に期待を寄ています。このようにフロントの思惑とはまったく正反対に、チームを率いる指導者、主将から必要とされるのは何故なのでしょうか。

 

それはやはり、松井が、本物の、筋金入りの<for the Team>の男だと知っているからでしょう。長丁場のシーズンを戦っていれば、チームメイトの人間性は否が応でも分かります。ましてや、松井は7年間もメジャーで戦い、剥がれることのない正真正銘の自分自身を周囲に知られています。代理人を立て、契約に数え切れないほどの付帯条件を付けることが当り前のメジャーリーグにあって、Hidekiは、決して自分の成績や自分の利益のためではなく、チーム、チームメイト、ファンのために、自分以外のもの(薬物など)には絶対頼らずに自分の力で戦うということをジラルディ監督やジーターは評価し、必要としているのでしょう。ファンの声も大事ですが、ともに闘う上司・同僚の声は重たいと思います。

 

こうした援護射撃にもかかわらず、松井がヤンキースに残留する可能性は極めて少ないと思いますが、松井を必要とし、獲得出来たチームは、決してその期待を裏切られることはないでしょう。ケガなどで思ったように成績が上がらないことはあり得ますが、取組姿勢や基本的なチームプレイで裏切られることは100%ないと思います。そして、こうした姿勢こそが、チームを率いている自覚がある監督や主将のような立場の人には、絶対的に必要な選手なのです

 

チームに必要な選手を目指そう!難しいことじゃありません。

 

今日のジョグ

 雨でお休み。

コメント
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