「-vt.決着をつける;終える;決定づける」。という意味と辞書にはあります。知っている人は知っていることなのでしょうが、私はまったく知らない言葉でした。デジタルデバイドのつもりはありませんが、さりとて強いとは言えません。
先日、ブルーレイレコーダーを購入しましたが、以前のDVDレコーダーでビデオから録画したDVD-Rを見ようとしたら、「非対応ディスクです」という味も素っ気もない表示が出てきて、マニュアルを見ても、何の説明もありません。デジタル時代の不親切な対応にかなりイライラが昂じてきます。
ネットでいろいろ検索し、それを頼りにマニュアルを読み解くと、どうやら冒頭のファイナライズをしていないことが原因のようです。DVDレコーダーで録画したDVD-Rなどを他の機種で見る際は、元の機種でファイナライズという処理をしておかないと、見られないということでした。
そんなこと全く知りませんでした。そして、前の機種はブルーレイレコーダーを購入した時に処分していますし、第一買い換えるきっかけが、DVDのディスクがいかれて役に立たなくなったからで、前の機器が残っていたところでどうにもなりません。
もう一回時間をかけて再生・録画かと途方に暮れていると、ReadDVDRというフリーソフトで、ファイナライズをし忘れたDVD-Rを見ることが出来るという記事を見つけました。そして、そのソフトを見てみると、ファイナライズも出来るとのこと。ただし、私の前機種のメーカーは未確認とのことでしたが、他に道はないのでチャレンジしてみました。すると、何とか見られるようになりました。やれやれです。
しかし、デジタル時代は便利ではありますが、訳の分からない言葉ありすぎです。しかも、当たり前のように書きすぎです。地デジも未対応の世帯の多くは、高齢者でしょうが、とてもこうしたことに対応出来るとは思えません。本当にもっと親切な対応をしてほしいものです。ゼロの状態からデジタル機器同士の連携をしていくのなら便利なのは分かるのですが、皆が皆そういうわけではないのですから。もっと、前世代との連携を親切にするか、技術の連続性を持たせてほしいものです。