昨年の9月9日に禁煙し、1年と3ヶ月になります。もはや、自分が禁煙している意識はなく、心理的には元々の非喫煙者の気分です。レストランや新幹線などで、喫煙の有無を訊かれて、「吸いません」と答える時に若干の優越感を感じるのは、まだまだ真性の非喫煙者ではない証拠でしょうけれども…。
自分がタバコを止めた今だから、客観的に語れますが、またタバコの増税論議が出ています。民主党政権が出来た当初は、厚労省主導で税収目的ではなく、将来的な医療費削減を目的として欧米並みの価格へアップするという議論がありましたが、今度は財務省から1本2円~3円という絶妙な増税論議が出ています。
欧米並みに一気に500円とか700円に値上げすれば、止める人が大幅に増えて、増税しても税収は増えない可能性もあります。その代わり、中長期的にはタバコを吸う人が減ることにより、ガン・循環器疾病・動脈硬化などが減り、医療費削減が期待されます。一方、財務省は来年度予算の概算要求が大幅に膨れ上がる反面、税収は極端に落ち込み、国債発行が税収を上回るという異常事態が想定され、財務省としては将来の100万円よりも目の前の1万円に目がくらんでしまったんでしょうね。何せ、1本2円~3円で一箱40円から60円上げでは、痛いと思いながらも、止める人が大幅に増えるとは思えず、結構な税収増になるでしょうからね。
しかし、ここで税収増となっても、今のようなデフレ時代だと、別なところで支出を抑えるだけですから、丼全体を見渡してみれば、特に何も増えていないということになりそうですけどね。大切なのは、国民を委縮させている「不安要素」をいかに取り除くかでしょう。職を失ったらどうなるのか、老後はどうなるのか、病気になったらどうなるのか、子どもを産んだらどうなるのか。これらにしっかり応える政策を取ることが、経済対策になるのだと思います。亀井大臣が叫んだような補正の増額だけでは何ともならないと思います。
今日のジョグ
土曜は雨、日曜は祝勝会、昨日は大阪出張で3日間走れませんでした。今日は立川で仕事で、いつもより少し早く帰ったので、いつもより多く走りました。
9.7km 52分35秒