八王子市散田町在住のスポーツ好き親父の戯言!

八王子市の学童野球チーム散田ドラゴンズ元管理人(2007年3月~2016年2月)のブログです。

草食系男子

2009年12月24日 23時58分32秒 | 管理人のこと、雑感

私たちは新人類と言われた世代ですが、今やすっかり中年です。それでも、昔の同年代と比べると、どうも貫禄がないと思います。私たち夫婦が結婚した頃は、まだ9割くらいは仲人を立てていたように思いますが、私たちも普通に会社の上司に仲人をお願いしました。当時の部長で、今の私より3つ位上なだけですが、堂々たる仲人ぶりでした。今の私が仲人のように振る舞えと言われて、果たして同じように出来るかと言えば、まったく自信がありません。

 

川口和久が新聞のコラムで、最近の若い選手は、現場でコーチに食ってかかるような骨のある選手がいなり草食系になった、その代わり裏でフロントに文句を言ったりしていると批判していました。確かにその通りなのでしょうが、「最近の若い者は…」に近い感じもします。

 

もちろん、一人ひとりの人間の個性は違うわけですが、それでも生まれ育った時代背景や環境の影響はどうしても受けるものです。たとえば、バブル崩壊後に成人した世代は、無駄遣いせずに堅実な傾向があると言われますが、若者の車離れなどを見ても、実際そう感じます。そういう意味でも、草食系男子というのも、時代の影響大でしょうね。逆に、いろいろ若い世代を批判するおじさん世代も、団塊の世代に代表されるように、数の多さがその世代の特徴を作ってきた面があると思いますね。人口構成(デモグラフィー)がピラミッド型をしていればこそ、そして、経済が右肩上がりで上がってきたからこそ、年齢が上がればそれなりな貫禄がついていたのでしょう。

 

それに対して、団塊の世代以降はだんだん人口が少なくなり、ダイヤモンド型に変わってきましたし、経済状況もバブル崩壊を経て失われた10年、デフレ、金融危機などさまざまなことを経験してきました。ピラミッド型の時のように親を養うどころか、親の援助を受けるのが当たり前になってきています。もちろん、そんな時代にあっても、自分で運命を切り開く人はいますが、マクロ的にはこうした時代背景や環境の影響は無視できません。それを考慮せずに、「今の若いものは」といっても問題は解決しないですね。

 

少年野球だって一緒だと思います。自分たちが子どもの頃に比べると、どうしてこんなことができないんだろうと思うことが多々ありますが、それを前提として考えないと仕方がありません。また、散ドラの場合だと、今年5年生にあたる学年がいなかったことも大きな影響を及ぼしていると思います。一学年抜けてしまうだけで、いろんな伝承やコミュニケーションギャップが生じた影響は結構大きかったですね。会社などでもそうですが、6年生は5年生を指導し、5年生は4年生を指導し、4年生は3年生を指導し、と普通は連続的に年代ごとの指導や伝承が行われますが、一つでも抜けてしまうと断絶が生じてしまいます。そういく経験も踏まえ、今後は何とか谷間を作らずに連続性を保っていきたいですね。

 

今日のジョグ

仕事が遅くなりお休み。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする