散ドラ諸君の場合は、勝利の女神がほほ笑んでくれないのではなく、勝利の女神に見放されている感じでしょうか。
人並み外れた努力をした人に勝利の女神はほほ笑むと言われますが、それは「必要」条件であって、「十分」条件ではないのでしょうと、前の記事に書きました。まず、人並み外れた努力をしているかというと、午前中だけの練習ではとてもそんなこと言えませんよね。次に、勝利の女神うんぬん以前に、敗因は自滅ばかりでした。勝利の女神もほほ笑みたくても、思わず苦笑いしていたのではないでしょうか。
しかし、今日の試合は非常に引き締まった試合になりました。シュンスケは球も走っていましたし、制球も悪くはありませんでした。アパッチも球は速いものの制球に難がある背の高いエースではなく、制球のいい投手を先発させ、相互に譲らない試合となりました。こういう締まった試合になると、勝利の女神も少しはほほ笑もうという気も起きるのか、追い込んでからシュンスケが投げた高めのクソボールで空振りもとれましたし、ファウルで6球も粘られながら、いつもと違ってストライクを投げ続け、最後はズバっとチップで三振に仕留めたりもしました。
しかし、最終的には、散ドラ諸君は、まだまだ勝利の女神のお世話になるだけのレベルには達していないということでしょう(散ドラ諸君に限らず、ほとんどのチームがそうだと思いますが)。投手がよく引き締まり、良いプレーもあった反面、走塁ミスでみすみすチャンスを潰したりして勝利を逃しました。難しいことですが、試合中すべてのプレーがノーミスのようなギリギリの戦いを何度か続けていれば、勝利の女神がほほ笑んでくれることもあるのかもしれませんね。そんな時が来ることを目指して、一生懸命練習しましょう!