先日7月3日、多摩大会出場をかけた試合に負けて、横中の夏が終わりました。そして、新生横中がスタートしました。ついこないだまで1年生だった倅たちが最上級生として引っ張っていくかと思うと感慨無量、というより、まったく信じられない思いです。こないだまで1年生だったどころか、まだ小学生の面影の方が強いような気がするもので…。
しかし、そんな新生横中のスタートの活動は、何と「掃除」でした…。最後の試合前の不始末のお仕置きの掃除がまだ続いているのです…。自分たちのしでかしたことの後始末だから仕方がないとはいえ、何ともl「とほほ…」な気分です。
今日からようやく練習が再開したそうですが、「掃除」も含めた新生横中野球部では、現在日替わりキャプテン制をとっているのだそうです。日替わり定食のような軽やかな感じですが、正式なキャプテンを決めるための方法なのだそうです。最終的に互選なのか、指名なのかは分かりませんが、おもしろいですね!
倅は今日までその日替わりキャプテンだったそうですが、これまで野球のポジション以外の役目を背負ったことがなくお気楽に過ごしてきたため、「みんな言うことを聞かない」と愚痴っていました。キャプテンなどの役目がどれだけ大変か、少しでも感じてくれたらいいと思うのですが、中々そこまでは気づかないでしょうね。
キャプテンなどでリーダーシップを発揮するには、人に影響を及ぼす「力(パワー)」が必要になりますが、パワーにもいろいろな種類があります。
まず、もっとも一般的なパワーは、地位などに起因する正当な力(パワー)の行使があります。社長や上司が命令したことや先生が言うことに、部下や生徒は従わなければいけません。そういう力(パワー)がもっとも一般的なものです。昔だったら、上級生やキャプテンの言うことだって、絶対服従でしたが、今では先輩でも「君づけ」ですし、上級生やキャプテンというだけでは、なかなか従わせるのは難しいかもしれません。
次が、情報力や専門性が持つ力(パワー)です。地位はなくても、誰もが認めるような知識や専門能力を持っていれば、周囲が認めるということです。つまり、野球が抜群にうまければ、それだけで周囲を認めさせることがことが出来るのです。残念ながら、これもほんの一握りの選手しか行使できない力(パワー)です。
そして、もっとも強力だと言われるのが、この人に付いていきたいと思わせるような人間性の力(パワー)です。これは地位や専門能力などの制約はありませんが、実はこれが獲得するのがもっとも大変な力ですね。ちょっと、中学生でがこの力(パワー)だけでチームをリードするなどとてもできるものではありません(出来たらそれこそマンガですね)。
ということで、今時の中学生が、友達のような下級生たちも含めて、しっかりとしたリーダーシップを発揮するのは、なかなか難しいでしょうが、上にあるような、キャプテンという地位と、野球についての知識と能力、そして人間的魅力というものを、それぞれバランスよく身に付けた人がもっともキャプテンとしてふさわしいのでしょうし、キャプテン以外の上級生も、全員でキャプテンを補佐するように、上級生としての地位・心構えを持ち、しっかり野球の能力を磨き、人間として魅力的な人になる努力すべきでしょう!
日替わりキャプテンの中からいずれ本物のキャプテンが誕生するのでしょうが、キャプテンのみならず、その他の上級生もそれぞれキャプテンになったつもりで、上にあるような力(パワー)を磨いてください。そうすれば、W杯での日本代表のようにチームとしての力が大きく向上するはずです。一人のエースよりも、九人でのチームワークです。
まだスタートしたばかりですが、もうあと一年です。「まだ」と見るか、「もう」と見るかで、取り組み方が変わってきます!あと一年!しっかりがんばれ!横中野球部!
今日のジョグ
5.4km 30分40秒
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