昨日の新聞で、サッカーの本田圭祐選手の「歩き」について書いてありました。曰く、サッカーの試合中歩いていると、手を抜いていると思われるので小走りで走っている選手が多いが、実はこれは筋肉の浪費で、本田が背筋をまっすぐ伸ばして歩く姿勢は力をセーブする上で非常に効率的だ、とのことです。
われわれ外野は特にですが、試合中に選手が歩いていると、何をたるんでいるんだと思いがちです。スポーツの世界もだいぶ合理的になりましたが、まだまだ精神論はそこかしこに残っています。しかし、1試合で10kmは走るというサッカー選手はいかに無駄走りをしないかも重要なスキルなのだと、思わされました。
しかし、野球の場合は、当然10kmも走りません。それどころか、投手と捕手を除けば、運動量が少なすぎですから、凡打での全力疾走はもちろん、攻守交代で全力疾走くらいしてもいいと思います。それでもプロ野球は長丁場ですし、甲子園なども連戦ですから、合理的に考えれば、やはり無駄走りはしない方がいいのだろうと思います。
しかし、野球の場合は、試合時間の迅速化のために攻守交代を早くということもありますし、それよりも何よりも、攻守交代をキビキビすること、凡打でも全力疾走することで、気持ちが入るということが大きいと思います。これは精神論ではなく、行動することで、意識を変えていくことだと思います。
合理的に身体のパフォーマンスを追い求めることも必要ですが、合理性ばかりでなく気持ちから力を引き出していくことも必要だと思います。気持ちと身体の二者択一ではなく、どちらも大事ですね。
今日のジョグ
2.8km 15分24秒