明後日27日は来年度の新入団選手を選択するドラフト会議ですが、各球団の思惑入り乱れる中、今年の大学投手ビッグ3と称される目玉の一人、東海大・菅野(すがの)智之投手は、巨人が一本釣りする模様と報じられました。
巨人・原監督の甥であり、巨人はかなり早い段階から1位指名を公言してきたこともあり、他球団が強行指名をするかどうかがポイントでしたが、本人が意中の球団を言えない中、東海大監督が「本人の気持ちは揺るがないものがある」と意中の球団があることを明かし、他球団は一気に撤退ムードに傾いたということだそうです。
実際にそうなるか分かりませんが、巨人入りを熱望し、大学4年時の日ハム4位指名、ホンダ時のロッテ2位指名を断り、遂に一昨年巨人の1位指名を公約させ入団した長野久義外野手、そして、昨年、「意中の球団以外は絶対に入団しない」との固い意思を表明し、事実上巨人以外の指名を拒み、巨人への入団を果たした澤村拓一投手の例もあり、非常に貴重な1位枠をドブに捨てる覚悟で賭けに出るだけの勇気や、差し迫った理由がある球団もないということでしょうね。
選手たちが今の制度のルールの下で、希望する球団に入団したいと思うことは仕方がありません。問題は、ドラフト本来の目的を妨げる、完全ウェーバー制ではない今の制度や、もっと言えば、完全ウェーバーどころか、完全自由獲得を主張する勢力があることでしょうね。もちろん、そういう考え方もありますが、その場合は、メジャーリーグのように、「ぜいたく税」的な課徴金を取る仕組みや、球団経営の健全性など、やらなければいけないこともありますね。
そんなこんなはありますが、ドラフトを待つ選手たちには関係がありません。ある人にはハラハラ、ドキドキの一日であり、ある人には失意の一日であり、悲喜こもごもの一日になるのでしょうね。
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今日のジョグ
4.6km 26分05秒