ソフトバンクの圧倒的な優勝と興ざめなクライマックスシリーズのことを書きましたが、その翌日にはやはりクライマックスシリーズ反対論者の豊田泰光氏が同じくクライマックスシリーズに対する、控えめな反対論のコラムを書いていました。
同じクライマックスシリーズ反対論者であっても、ど素人の私と、プロの世界で侍として生きてきた豊田氏とでは、経験が違います。豊田氏のコラムでは、野球のクライマックスを象徴する印象的なシーンが語られています。
時は1958年、西鉄が巨人相手に3連敗から4連勝した伝説の日本シリーズの最終戦。既に西鉄の勝ちが決定的となった終盤、センターが後逸した機に走者の長嶋が猛烈なスライディングでホームインしたそうです。別にそこまでしなくても、セーフのタイミングですし、勝敗にも関係しない場面だったそうですが、そのプレー一つで、球場全体が長嶋だけのものになり、伝説的な勝利をほぼ手にしていたはずの西鉄の強者たちが嫉妬したそうです。
クライマックスとは、そういう一度だけの勝負の瞬間にこそ生まれるものだと、上のような例を引きながら言われると、ものすごく説得力がありますね!
今年14ゲーム差をつけて優勝を決めたソフトバンクが日本シリーズに出られない事態が起きることを危惧する点も私と同じでしたが、本当にソフトバンクがきっちり日本シリーズに出ることを祈るばかりです。本来なら、これだけ大差を付けられたら、恥ずかしくて辞退するのが普通だと思いますけどね…。
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今日のジョグ
今日は少し遅い出勤だったので、朝ジョグをしました。
10.9km 1時間05分47秒