いつも1学年10名以上の部員がいて激しいレギュラー争いをし、ふざけてなんていられない羨ましいチームにも、それなりの悩みもあると思いますが、毎年の学年ごとの人数がバラバラな散ドラにも、散ドラなりの悩みがあります。
倅が3年の終わり頃に入団した時の6年生とはほんのちょっとの付き合いでしたが、娘と同級生でしたから、その身体能力が高いことは前々から知っていました。部員もちょうど9人いて、散ドラの中でも強い世代で、後輩たちの面倒見も良かったです。
次の年の6年生たちも個々の能力は高かったですが、性格の優しい子が多く、9人いた代の後の5人だったので、ややおとなしかった印象があります。5年生も3人しかおらず、必然的に倅たち4年生も試合に出なければなりませんでした。マー、カズマ、倅が交代で試合に出ていましたが、皆、顔が引きつったようになっていて、ふざけているどころではありませんでした。
そして、翌年一人転校してしまい、6年生は2人となってしまいました。しかも、1人はハラハラドキドキのサーカスプレーの意外性男でしたから、キャプテンの双肩にはものすごい重圧だったと思います。しかし、野球センスは群を抜いていましたから、6年生が実質1名に近い状態でも、下級生の統制が効かないということはありませんでした。逆に、キャプテン自身が孤独に耐えかねて下級生の方に降りてきてしまったことが残念でしたが、小学生にそこまでの強さを求めるのは難しいですよね。
そして、倅たちの代ですが、人数こそ7人いましたが、入団も1年生から6年生直前と様々で、野球のレベルも相当にバラツキがありました。逆に、すぐ下の代が、出入りはあったものの高いレベルで9人以上いたため、いつも後ろから火をつけているような雰囲気がありました。
そして、次の代が6年生になった時には、すぐ下の代がおらず、今の6年生以下がまとめて下級生ということで一緒に育ってきました。そのため、昨年は二部リーグで伸び伸びと試合が出来ましたが、今年事情が少し違ってきているのは、先日書いた通りです。
しかし、人間とは人間関係の中でいろいろ変化する社会的生物ですから、彼らだけのせいではなく、違った環境だったら、また違った状況になっていたのだと思います。三人兄弟で、上か、真ん中か、下かで性格がまったく変わるのと一緒です。しかし、環境はどうにもならないですし、彼らだけのせいではないといっても、あまりにもやっていることが幼すぎるようにも思います。
散ドラ歴(少年野球歴)6年の私は、大半は「父」としての参加であり、上の書いたような違いを感じる時間はありましたが、今の状態についての「経験」「答」を持っているわけでもありませんし、どうすればいいのかは、なかなか難しいところです。
放っておいても、来年、試合に臨んで「結果」が出れば、選手自身もさすがに気づくと思いますが、そこからで間に合うのかが気がかりです。
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