八王子市散田町在住のスポーツ好き親父の戯言!

八王子市の学童野球チーム散田ドラゴンズ元管理人(2007年3月~2016年2月)のブログです。

2015年ニューイヤー駅伝!

2015年01月01日 11時43分09秒 | Jog&Walk,Health

昨年の王者コニカミノルタ、2位のトヨタ自動車九州、日清食品グループ、トヨタ自動車が4強との前評判でしたが、前評判にたがわぬレースでした。そして、箱根駅伝で名をあげた選手たちが活躍したので、観る側も面白かったですね。

 

1区は、ルーキーながら日清食品の大迫傑を軸にした展開です。誰もが大迫を意識し、大迫を中心に集団を形成です。実力は抜きん出ているはずですが、突っ込んで1区からレースを壊してはいけないと、大迫は最後までスパートしない冷静なレース運び。そして、そのプラン通り、しっかりスパートして1位でたすきをつなぎました。コニカミノルタ、トヨタ自動車は僅差で続きましたが、トヨタ自動車九州は出遅れました。

2区は、外国人の出場が認められるインターナショナル区間。黒人ランナーが弾丸のように8km強をかっ飛ばす中、日清食品の20歳レオナルドが区間賞タイで首位を守りました。

 

3区は、12km強ですが、エース級のランナーが投入されています。トップの日清食品・佐藤悠基、コニカミノルタ・菊池、トヨタ自動車・宮脇とも好走しましたが、後続チームが少し詰めたので、上位は大混戦。そして、上位のエース級のしのぐ走りを見せたのが、旭化成・鎧塚。昨年に続く2年連続区間賞で、ごぼう抜きを演じました。

 

4区は、22kmのエース区間。実力者が集まるとけん制し合うことが多いですが、これでもかという突っ込んだ走りが見られ、最大の見どころの区間でした。突っ込んだのは、当然遅れをとるチームです。トップ日清・村澤に4秒差のコニカミノルタ・設楽啓太があっという間に追い付き併走、そこへ30秒近く離れていたトヨタ・窪田が3km強で追い付く無謀とも思える突っ込んだ走り!さらに、10位で襷をうけた設楽啓太の双子の弟の設楽悠太も窪田同様序盤で30秒くらいを詰める快走。また、24位まで沈んだ優勝候補のトヨタ自動車九州の「元祖山の神」今井正人も同じように突っ込み、13人ごぼう抜きの快走を演じました。トップ争いは、窪田は追いつき併走するかと思いきや前へ出る、これまた無謀とも思える走り。しかし、日清・村澤は一人額に汗をかき遅れ始まました。すると、同級生対決の設楽啓太と窪田忍の併走で、設楽啓太は後ろからたびたび窪田を観察し、何度か突き放しますが、そのたびに窪田は追いつく。終盤高林の交差点を左折すると、激しい北風と上りでランナーを苦しめます。余裕があるように見えた設楽の左足に異変が発生し、今度は窪田が前に出ます。しかし、設楽も足を押さえながらつく。そうこうして併走するうちに、今度は10数秒の差を付けられていた村澤の姿が見る見るうちに大きくなります。体格がしっかりしている村澤は風に強いようで、風に苦しむトップにどんどん追いすがります。残りわずかとなったところで、足を痛めていた設楽啓太がスパート、トップで中継所に滑り込みました。しかし、上位3人はわずか数秒の僅差。区間記録は、突っ込んでいった設楽悠太(ホンダ)、今井正人(トヨタ自動車九州)、窪田忍(トヨタ自動車)の順で続き、その後の設楽啓太(コニカミノルタ)、村澤明伸(日清食品G)も好タイムでした。設楽悠太は区間新、設楽啓太までの記録も現行区間ではベスト10に入るタイムでした。

 

強風と上りの5区の16km弱は、コニカミノルタ、日清食品、トヨタ自動車の三つ巴が続きました。コニカミノルタの宇賀地は日本トップランナーであるものの、日清・小野、トヨタ・大石も実力者であるため、なかなか三つ巴が崩れず。そのうち、日体大の下級生キャプテンで有名になったホンダ・服部翔太が追い上げる。社会人入り後故障に苦しんだ柏原竜二は復活をかけ、得意な強風と上りの5区にエントリーしましたが、他を寄せ付けずグイグイ前に押していく箱根の山の神の面影はありませんでした。結局、トップの3チームは、中継所までわずかの差しかつかず、トヨタ、日清、コニカミノルタが10秒以内で襷を渡すデッドヒートでした。

 

6区は、スタート直後に三つ巴が崩れ、トヨタ田中が抜け出し、少し離れて日清・佐々木・コニカミノルタのベテラン松宮が併走する展開。しかし、その差はさらに広がり、松宮が併走をやめて、田中を追いますが、なかなか差は縮まりません。結局、1分30秒以上の差をつけて、7区への襷リレー。それまでの激闘が嘘のように、ここで呆気なく勝負がついた感ありです。

 

最終7区は、ゴール手前までデッドヒードが繰り広げられたことが何度かありましたが、今年はまったく無風の一人旅で、トヨタ自動車がゴールを切りました。上位3チームも、スター選手ではなかったため、見どころが少なかったです。各チームとも前半からリードを奪うつもりで5区までに有力選手を投入したのでしょうが、逆に5区までは激しいデッドヒートを繰り広げ、素人には無名選手が登場した6区で勝負が決したのも皮肉なものです。

 

今日のジョグ

 7.9km  42分21秒

 

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