今日は、ちょっと用事があって午前中会社に行かなければならなかったので、復路は6区だけしか見られませんでした。青学が圧倒的優位に立つ中、レースに動きがあるとすれば、6区である可能性が高いと思っていましたが、青学の6区村井は区間2位の安定した走りで、追う明治、駒澤、東洋に逆に差をつけました。
これはもう7区以降は、青学の選手は余裕を持って走れる一方、追う方は力が入り、なかなか厳しくなりそうです。選手の持ちタイムでは、駒澤が一番良さそうですが、それはあくまで一斉に走った時のタイムであって、襷をつないで追いつ追われつする駅伝では、事情が違います。
用事を終えて帰宅すると、青学が逃げ切るだろうとは思っていましたが、予想以上の独走状態となっていました。
7区 小椋 区間賞(しかも、ライバルに1分前後の差をつける)
8区 高橋 区間賞
9区 藤川 区間賞(ここでもライバルに1分から1分半の差をつける)
10区 安藤 区間2位(わずか2秒差)
7区以降の結果です。こんな走りをされれば、ライバルも到底追いつけません。あるいは逆に、追う方に力が入ってしまったから、こうした結果になったとも言えるかもしれません。小椋、藤川は1万m28分台の記録を持っていますが、その他の選手はそれほどではなかったと思います。余裕を持って走れるというのは、これだけの影響があるということでしょう。ということで、復路でさらに差を広げ、危なげのない圧勝でした。そして、驚くべきは、そのタイムです。
10時間49分27秒
コース変更があったため参考記録となっていますが、変更はわずかで実質的に比較可能なこれまでの最高記録が、山の神柏原竜二がいた時の3年前の東洋大です。その記録がこれです。
10時間51分36秒(「箱根駅伝、東洋大完全優勝!」
柏原の圧倒的な区間新をはじめ、設楽悠太も区間新を出し、6人が区間賞をとる圧巻のレースでこの記録は当分破られないと思われた記録です。
初の区間記録獲得、初の優勝と初物尽くしの青山学院大が、この(実質的)史上最高タイムを2分も更新しての優勝を遂げたのです。本当に驚きです。この11年地道に強化を積み重ねてきたことが花開きましたね。そして、新山の神・神野大地をはじめ、今大会を走った8人が来年も残ります。来年の連覇も視野に入ってくる走りでした。
一方、7年ぶりの優勝を逃した駒澤大、古豪明治大、東洋大、早稲田大などの巻き返しにも期待です。
今日のジョグ
9.8km 51分21秒 箱根駅伝を見ると、つい力が入ってしまいます