もちろん仕事中ですから、TV観戦したわけではありません。ので、内容は分かりませんが、これまでランキング上は格下であるものの、なかなか曲者のアルマグロ(スペイン)、ドディグ(クロアチア)、ジョンソン(米国)に苦しみながら勝ち上がってきたのが、今日の4回戦では世界ランク10位のダビド・フェレール(スペイン)にストレート勝ちしました。
すごいです!昨年からの快進撃がフロックではなく、本当の実力になってきていることを感じさせる戦いぶりですね。各国記者や選手が「錦織が優勝してもおかしくない」というのも、満更リップサービスではないようです。今大会かどうかは分かりませんが、錦織選手が4大大会の優勝カップを掲げる日も遠くないかもしれません。
しかし、残念なのは、錦織選手の活躍が日本テニス界の選手層の底上げの結果というわけではないことです。今日錦織選手が勝ったフェレールはあスペインですが、スペインはランキング20位以内にナダルを筆頭に5人も入っています。フェデラーのスイスは2人、フランスが3人となっています。1位ジョコビッチのセルビアは1人ですが、昔は同じ国だったクロアチアのチリッチと合わせれば2人となります。
これも20位以内の話であって、もう少し広げて30位、40位とすれば、もっと各国複数のランカーがいます。それに対して、日本は錦織に続くのが、89位伊藤、92位添田です。錦織選手の活躍で、もっと世界に羽ばたく選手が出てくるといいですね!