散田小の創立記念式典のことを書きましたが、創立40周年の散ドラも散田小の50周年に続くには、もっと選手を増やしていくリクルーティングが重要になりますね!
企業のマーケティングでも、まずターゲットは誰かということを明らかにして、そのターゲットをどのように攻めるかということが戦略になります。人を獲得するリクルーティングも同じことで、どういう人材をターゲットにするのかを明確にし、そのターゲットに合わせた活動が重要になります。
その点散ドラは成り行き任せで、部員たちの声かけや、部員の兄弟姉妹抱き込みに頼り、なかなか部員が増えないのが実態です。花見に来ていた親子に声をかけ、偶然入団してくれた部員が翌年には主将でエースになってしまうなんて、ラッキーではありましたが、綱渡り以外の何物でもありません。
募集ビラもいまだに管理人の倅が載っているものが、スポーツボックスに貼ってあったりしたのを見かねてようやくビラの刷新が行われました。かれこれ6年ぶりくらいになるのでしょうか。
そんな時に、どこに貼るかが話題になりました。小学校は当然ですが、野球少年やその関係者が集まるスポーツボックスのようなスポーツ店や、バッティングセンターがいいという意見が出ましたが、「むしろ、別な場所がいいんじゃないですか」と私は言いました。
だって、スポーツ店やバッティングセンターって、強豪チームのビラがバシバシ貼ってありますし、そういうところに行くのは、子ども時代のイチローのような野球小僧と相場が決まっています。
散ドラのターゲットがそういう子どもかというと違うんじゃないかと。野球をしているのに、野球を真剣にやろうとしている子を狙わないとは何たることかと言われるかもしれませんが、自由競争なんだから仕方がありません。本気で野球で一番を目指そうと思うような子が散ドラに入るわけがないんですから。
じゃあ、散ドラが狙うターゲットはどんな子なのか。別に野球に興味はなかったけど、やってみたら面白いと思ってくれるような子や、何か運動はしたいけど、土日祝の全部を野球の練習をするのはちょっと…というような子なんじゃないでしょうか。
だとすると、募集ビラを貼るのは、スポーツボックスやバッティングセンターではなく、例えば、塾なんかどうでしょう!キャッチフレーズは、「受験にも絶対必要な体力を養えます!でも、土日午前中だけなので、勉強との両立可能!」なんてどうでしょう。あるいは、ゲームセンターや玩具店で、「ゲームに必要な瞬発力や動体視力を養おう!土日午前中だけなので、ゲームの時間はしっかり確保!」なんてのもあります。
本意ではありませんが、本人がやる気になればどんな子でも野球が出来るのが、散ドラの良いところでもあります。いろんな角度から、やる気のある子の発掘をしたいですね!