津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

上野氏小倉から熊本へ

2006-12-10 09:47:31 | 歴史
 kokurakoさんのブログ「小倉っ子日記」にはまっている。これまで豊前小倉の小笠原家や細川家について、興味深いコメントを書き綴られて来たが、10月18日よりこのかた菜園場窯に関する検証をされている。非常に興味深く面白い。永尾正剛氏の「豊前上野焼および菜園場窯に関する編年史料」をベースにしてのものだが、関係資料を読み込まれての解説は迫力がある。この様に平易に解説を目のあたりにできる事は幸せである。細川家の肥後入国後の上野氏(アガノ氏)は、山鹿に入り山鹿上野窯を始めるが、この窯は山崩れで崩壊したという。つい先ごろ、窯跡から相当量の陶器類が発見された事が新聞で報じられ、研究もまた一段と加速するものと思われる。八代市立博物館の福原透先生からかって、論文「帰化陶工の実像について-山鹿上野焼陶工の事例を中心に」をお贈りいただいたが、kokurakoさんの研究にリンクして前後の関係がよく理解できる。福原先生の細川家お庭窯「牧崎窯」の研究も興味深く、これも何時の日か窯跡の特定などができることを楽しみにしている。
コメント (1)
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