津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

書籍いろいろ

2009-06-12 19:10:17 | 書籍・読書
■昭和21年初版の川田順著の「細川幽齋」という本があることを知った。
  随分古いものなので諦めていたが、「日本の古本屋」で検索したら・・あるある。
  福岡の古書籍店に注文。

■山岸素夫氏の論考「『梅の薫』と耇姫画像の考察」が掲載されているという、「風俗32巻2号」
  (1993年)は、地方に住んでいると読むことはどうも絶望的である。
  これは「日本の古本屋」でもヒットしないし、発行元にも残部はなさそうだし・・諦めた。
  永青文庫が所蔵するという、「梅の薫」という記録を探したほうが早いかもしれないが、
  これをみつけるのも至難の業である。いつになったら読めることやら・・・

■豊後佐賀関から熊本を通り長崎へ行き、同じコースで帰路に突いた勝海舟の「海舟日記」を
  読みたいと思ったが・・・熊本県立図書館は所蔵していない。
  なんとしても詳細を知りたいと思い、他の図書館から取り寄せていただくことにした。
  四五日もすれば、こちらは読むことが出来そうだ。
  「勁草書房-『勝海舟全集18・海舟日記』」絶版のようだし、「日本の古本屋」にもない。

  読みたい本を読むには、この位の苦労はいとわなければ成らないのだろうが、地方にいると
  こんなことでイライラがつのる。
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謎解き広重「江戸百」

2009-06-12 15:20:33 | 書籍・読書

謎解き 広重「江戸百」 (集英社新書ヴィジュアル版)


集英社新書
著者:原信田実
定価:1155円(税込)


広重の有名な『名所江戸百景』、略して『江戸百』。絵葉書などで今でも大人気の、ご存知江戸浮世絵風景画のシリーズ。
 だが、実はこれは、単なる名所の紹介ではなく、ある意図を巧妙に隠し入れたジャーナリスティックな連作だったのだ。本書があぶり出すのは、安政の大地震から復興する江戸庶民の喜怒哀楽、そして安政の大獄や明治維新へとつながっていく江戸末期の社会の姿。豊富な資料を基に新説を打ち出した、著者一世一代の作。巻末には本邦初、制作月順の絵索引で全一二〇点を一挙掲載!

原信田実(はらしだ みのる)
 一九四七年、東京都中央区生まれ。浮世絵研究家、翻訳家。国際基督教大学教養学部社会科学科卒業。国際浮世絵学会会員。二〇〇七年一月没。訳書に『考える看護』『看護とヘルスケアの社会学』(医学書院)、『アンセル・アダムズ写真集成』『広重 名所江戸百景』(共訳)(岩波書店)など。共著に『川崎病は、いま――聞き書き 川崎富作』(木魂社)。
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齊茲の子

2009-06-12 10:48:45 | 歴史
 「齊茲の子供は11人じゃないぞー」と突っこみが入った。このブログで「悪友」とする人物からである。ごもっとも・・・齊茲が本家を相続した際、宇土細川家を相続したのは長子立之(たつゆき)だが、この人は除外していた。言い訳がましいが11人は本家相続後の話である。立之は齊樹の異母兄である。齊樹には男子が無く、立之の嫡男立政を養嗣子とした。立政(齊護)の跡は弟行芬が相続した。

 +---細川重賢------治年===齊茲---齊樹========齊護・・・・・・・・・・・・・→細川本家
 |              ∥
 +---清源院       
       ∥
 +---細川興里
 |              ↑
 +---細川興文---+--    ↑            ↑
             |      齊茲            齊護
             +--------立禮---立之---+---立政
                               |
                               +---之壽(行芬)・・・・・・・→宇土細川家

 「細川宗家の血は宇土細川家の血だ」と私が再三言うのは、この略系図を御覧いただくと理解していただけるであろう。治年に継嗣がなく宇土の立禮(齊茲)にその白羽の矢が立ったとき、その実現に力したのは重賢の同母妹・清源院である。興里に嫁いだがわずか数ヶ月で興里は亡くなっている。(2007年08月09日のブログ「清源院様湯治の旅」を参照いただきたい)
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