細川元首相の襖絵公開 京都・建仁寺で特別展 朝日新聞デジタル 久保智祥
2014年4月21日23時12分
京都最古の禅寺・建仁寺(京都市東山区)で21日、元首相の細川護熙(もりひろ)さん(76)が描いた襖絵(ふすまえ)などを展示する特別展「細川護熙 美の世界」の開会式が開かれた。京都の春夏秋冬を描いた水墨画「四季山水図」全24面が並んだ。
臨済宗を日本に伝え、建仁寺を開いた高僧・栄西の没後「800年大遠諱(だいおんき)」にあたる今年、記念事業の一環で5月4日まで公開する。
寺の塔頭(たっちゅう)、正伝永源院(しょうでんえいげんいん)が細川家の菩提(ぼだい)寺のため、依頼を受けた細川さんが3年以上前から制作してきた。夏に北山杉の木立の間を霧が流れる情景を描いた「渓聲(けいせい)」など8面は今年3月に完成したばかり。細川さんは「800年大遠諱の大変おめでたい節目に奉納させていただき、ありがたいことです」と話した。
午前10時~午後4時半受け付け。大人500円。問い合わせは建仁寺(075・561・6363)へ。(久保智祥)
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