鹿島春平太チャーチ

「唯一の真の神である創造主と御子イエスキリスト」この言葉を“知っていれば”「天国での永生」は保証です。

ローマ帝国が与えたもの・2(サーカス)

2005年01月18日 | キリスト教活動の歴史
ローマ帝国は、市民に「パンとサーカスを与えた」いわれています。今回はそのサーカスから。

<娯楽とリラックス>

サーカスとは、娯楽のことです。
人は、食べられただけでは満たされません。
なにか、楽しいことを欲します。ローマはこの娯楽も大々的に、気前よく市民に与えた。そこで「パンとサーカス」を与えたといわれるのです。

 テレビなど電波マスメディアのない時代です。娯楽を、沢山の人に一度に与える最高の手段はイベントです。
イベントとは「観客をその場の一員として含めおこなう、非日常的な催し物」といっていいでしょう。日常生活では見られないものです。ローマ政府は、これも提供したのです。

 具体的には、広い闘技場で人と動物を戦わせて見せました。あるいは、訓練した人と人とを殺し合わせ、見せました。こういうイベントを、周期的に催しました。

 この種の血なまぐさい出し物を見ますと、人は、興奮します。これが市民への有効な娯楽となりました。

 それだけではありません。政府は、公衆大浴場をも、ローマ市の中に建造しました。イベントは人の精神を覚醒もさせます。気持ちが高揚し、緊張もします。市民はその後に大きな浴場に入って、リラックスして帰宅することも出来ました。

 至れり尽くせりですね。ローマ市民は、自分や家族が食べる、ということへの心配から解放され、娯楽も与えられ、かつ、リラックス手段も提供される、という生活を送られたわけです。
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