~~有名な、弟子の足を洗う場面に入ります。
本日の聖句は、弟子ペテロのセリフです。
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=聖句=
「シモン・ペテロはイエスに言った『主よ、でしたら足だけでなく、どうぞ私の手も頭も洗ってください』」(9節)
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いわゆる「最後の晩餐」のとき、イエスは弟子たち一人一人の足を洗い始めました。弟子たちは、従順になされるままにしています。ところが、ペテロの番になると彼は叫び出しました~~
「先生。先生が私の足を洗うんですか!?」(6節)
イエスは答えます~~
「今わたしのしていることは、君にはわからないよ。だけど後でわかるからね」(7節)。
ペテロは納得できません。先生が、この私めの足を洗うなんて・・・。他の連中は、なされるままにしている。一体何を考えているんだ!
「いや、先生、私に関しては、やめてください」(8節)
<可愛いキャラクター>
それなら・・・とイエスは言います。
「もし私が君の足を洗わなかったら、私と君とは何の関わりもなくなるんだよ」(8節)。
ペテロは動転しました。理由はわからないけれど、とにかく、先生と関係が無くなるなんて、考えることも出来ない。ペテロはイエスを心底愛しているのです。とても人間的な愛ですが、愛している。
イエスと離れたら、生きていかれない。ペテロは可愛い人なのです。
そこで、こんなことを言い始めます~~
「だったら、先生。私には、足だけでなく、手も頭も洗ってください!」(9節)。
可愛いでしょう。こういう人物が可愛くないはずがありません。とても人間的・・・。人間的ということは、暖かい雰囲気に充ちている、ということでもあります。
<ペテロとヨハネの人格タイプ>
だがこれを書いているヨハネはそうではありません。彼はすでに、この世での人間的な思いを超えて、天の論理を理解しつつありました。そしてそれこそが、イエスが「従え」と教えた論理であることを悟りつつありました。
イエスの両脇を固めた、助さんヨハネと、格さんペテロですが、二人はかくも対照的な人物だったのですね。