鹿島春平太チャーチ

「唯一の真の神である創造主と御子イエスキリスト」この言葉を“知っていれば”「天国での永生」は保証です。

=天理教と聖書の奥義=7    ~親鸞『正信偈』にも証言が~

2023年04月30日 | 天理教と聖書の奥義

 

 
前回述べた「浄土仏教はキリスト教の言い換え」という認識には、筆者はもうひとつ根拠を持っています。
 
日本では浄土真宗が盛んな地域の信徒は、いまでも月ごとに集まって、『正信偈(しょうしんげ)』というお経を唱和します。
 
また、葬式にお経を頼まれたお坊さんも、これをよく唱えますが、このお経は親鸞が作成したものです。
 
 
+++
 
「♬ 帰命無量寿如来」(きみょうむりょうじゅにょらい)」
 
~で始まるその偈文は、いまも、浄土真宗地域の「講」(スモールグループ)の人々が唱和する「お経」の定番です。
 
 
@@@
 
 
その経文の中頃に、「♬善導独明仏正意(ぜんどうどくみょうぶっしょうい)」、というフレーズがあります。
 
講のメンバーは唱和を途中で小休止して、お茶を飲んだりしますが、後半の唱和に入るとき、リーダー役がこのフレーズを高々と唱えます。
 
これが意味するところは、次のごとしです~。
 
 
+++
 
「善導」はかの「言い換え」の集大成者、善導上人です。
 
「独明」は、「一人だけが明らかにわかっていた」です。
 
「仏正意」の「仏」は釈迦、すなわち、お釈迦様です。
 
「正意」は「本心」です。
 
 
つまり、「善導上人お一人だけが、お釈迦様が言わんとした本心を明察しておられました」
 
~と親鸞はいっているのです。
 
 
+++
 
 
まったく、よく言うよね。
 
「本心(真の意味)」とは「人間は仏の教えを信じると極楽浄土に行かれるよ」ということです。
 
だけど釈迦は、涅槃(心の平安)をうる方法を探求する際、
神仏など超自然な要素など一切考慮に入れておりませんよ。
 
いれていたら、あんな思考は出来ません。
釈迦の試みたのは、哲学なのです。
 
+++
 
なのに「その教え(の本心)は、実は、浄土仏教の教えだった」という。
「善導上人だけは、そのことを悟っていた」
~上記のフレーズは、それをチャッカリ言っているのです。
 
ホントにもう・・・。
 
 
@@@
 
だが、親鸞のこの知識は、法然から伝えられたものに他なりません。
そして法然は、浄土仏教が善導上人(613-681)によって集大成された知識の体系であることを、
その著書『観無量寿経疏』を通して知っておりました。
 
それがお釈迦様の本心であるかどうかはともかくとして、
とにかくこの言葉は~、
 
「浄土仏教が仏教僧たちが作り上げた、福音(聖書)の言い換えの断片的知識を、善導がまとめ上げたものである」ことを、結果的に証言しているのです。
 
+++
 
浄土仏教が、キリスト教の「言い換え宗教」であることは、もはや明らかです。
 
だが筆者、鹿嶋はそのことを公言しませんでした。
 
突然そんなことを言われても、日本人はついてこられないだろう。
 
「鹿島春平太も狂ったか・・・」と思われるのが関の山だとみて、今日まで沈黙を守ってきました。
 
だが、もうそれを言い残しておくべき、と決心しました。
 
 
 
(続きます)

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« =天理教と聖書の奥義=6  ... | トップ | =天理教と聖書の奥義=8  ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

天理教と聖書の奥義」カテゴリの最新記事