鹿島春平太チャーチ

「唯一の真の神である創造主と御子イエスキリスト」この言葉を“知っていれば”「天国での永生」は保証です。

「福音書」各々の特徴

2022年07月10日 | 永続確信のための聖書解読

 

 四本の福音書の特徴を端的に述べる。 

  それらはまず、最初の三本、①マルコ、②マタイ、③ルカと、

   最後の一本である ④ヨハネとの二つに分けられる。 

 

  初めの三本は、取材して得た情報を主な材料にしてつくられている。 

   最後のヨハネは、すべて、自分のもつ情報だけをもとに書かれている。 

 

    ~具体的に見よう。 

   

<①「マルコの福音書」> 

 

 まず最初にできたのは、①「マルコの福音書」だ。 

 

 マルコは、イエスの弟子だったペテロからイエスの話を聞いた。 

  その記録を元にイエス伝記を書き下ろした。 

 

 ペテロは、ヨハネと共にイエスの両脇を固めた「助さん格さん」の一方だ。イエスのことをたくさん知っていた。 

  

<②「マタイの福音書」 

 

 マルコの書を読んで、さらに取材情報を追加して作り上げたのが ②「マタイの福音書」だ、 

   このマタイをイエスの12弟子のなかのマタイだという人もいるが、その証拠はない。 

 

 三年半にわたるイエスの伝道旅行には、12弟子を取り囲んで70人がいたようだ。 

  マタイはその中の一人だったかもしれないが、その証拠もないのだ。 

  

<③「ルカの福音書」> 

 

 マタイによる伝記を読んで、さらに取材を重ねてイエス伝記を作成した人がルカだ。 

 

 この伝記が ③「ルカの福音書」である。 

 

 

*** 

 

 <④「ヨハネの福音書」> 

 

 最後の、四本目のイエス伝記が ④「ヨハネの福音書」である。 

  これは、前の三本の福音書とは、大きな違いを持っている。 

 

 前の三本は、基本的に、取材情報をもとに書かれている。 

  ヨハネは、取材を全くしないで、福音書を書いている。 

 

+++ 

 

 ヨハネは、ペテロと並んで、イエスの両脇を固める鞄持ち、「助さん各さん」の一人だった。 

  彼は、イエスの教え、行動を常時、直接的に見聞していた。 

  

  彼はその記憶だけを用いて、イエス伝を書いているのだ。 

   だから、彼の福音書には、取材情報の持つ「あやふやさ」は一切ふくまれていない。 

 

(続きます) 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 後世の人にもイエスを  | トップ | 福音書を創始した「お坊ちゃ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

永続確信のための聖書解読」カテゴリの最新記事