鹿島春平太チャーチ

「唯一の真の神である創造主と御子イエスキリスト」この言葉を“知っていれば”「天国での永生」は保証です。

米国への無知を正す36 ~聖書解読の例題(2)~

2015年09月13日 | 米国への無知を正す




もう一つ解読問題を出してみよう。

聖書解読とはどういうことかを感触するには、二題くらいは触れておいた方がわかりやすい。
また、手がかりとしては二題で十分なので、例題はこれでおしまいである。




<『創世記』冒頭部分の一事件>

旧約聖書の冒頭に収録されている書物は『創世記』である。

その2章から3章にかけて、こんな話が記されている。


+++

~創造神はアダムという人間に「いのちの霊」を吹き込んで、これをエデンの楽園に置く。

そして、この楽園の木の実を食べていいが、一つだけ、園の中央にある「善悪の知識の実」については「食べてはならない」と命じた。

聖書ではこうなっている。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「『あなたは、園のどの木からでも思いのままに食べてよい。
          しかし、善悪の知識の木からは、取って食べてはならない。
          それを取って食べるとき、あなたは必ず死ぬ。』」
                     (創世記、2章16-7節)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・





また、創造神は、アダムには「助け手が必要」と、彼のあばら骨からイブという女をつくり、彼のそばに置いた。
アダムは「善悪の知識の木の実は食べるな」という命令も、イブにも伝えた。

ところが、このイブを悪魔が蛇を使って誘惑する。
イブは抵抗する。
聖書ではこうなっている。


・・・・・・・・・・・・・
「女〔イブ)は蛇に言った。『私たちは、園にある木の実を食べてよいのです。
      しかし、園の中央にある木の実について、神は <あなたがたは、
      それを食べてはならな。それに触れてもいけない。
      あなたがたが死ぬといけないからだ> と仰せになりました』」
                 (創世記3章3節)
・・・・・・・・・・・・・・・





だが蛇は誘惑を続ける。
聖書ではこうなっている。

・・・・・・・・・・・・・・・・
「そこで蛇は女に言った。『あなたがたは決して死にません。
      あなたがたがそれを食べるとき、あなたがたの目が開け、
      あなたがたが神のようになり、善悪を知るようになることを
      神は知っているのです。』」
                  (創世記、3章4~5節)
・・・・・・・・・・・・・・・・


けれども、結局イブは誘惑に負けて食べてしまう。
そして、夫アダムにもそれを勧め、アダムもまた食べてしまう。

二人は、創造神の命令に従わなかったという罪の故に、エデンの楽園を追い出されてしまう。








そのとき、創造神から蛇〔悪魔)に向かって、次の言葉が発せられる。


・・・・・・・・・・・・・・・
 「私は、おまえと女との間に(between you and the woman)、
       また、おまえの子孫と女の子孫との間に
       (between your seed and her seed)、敵意を置く。
       彼は、おまえの頭を踏み砕き、おまえは、彼のかかとにかみつく。」
                          (創世記、3章15節)
・・・・・・・・・・・・・・・・・






<二つ目の例題>

さて問題である。

「この最後の聖句 (創世記、3章15節)がイエスのことを述べているならば、
それはどのようにして、
いかなる比喩でもって述べられているか。
解読し、説明しなさい」

これについても読者は、解読をコメント欄に書いていい。








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