鹿島春平太チャーチ

「唯一の真の神である創造主と御子イエスキリスト」この言葉を“知っていれば”「天国での永生」は保証です。

「正しい学び方」14~新約聖書の成立~

2020年10月04日 | キリスト教の正しい学び方

 

<イエス旧約を新解釈する>
 
 モーセより1500年ほど後、旧約聖書が編纂されて400年後のイスラエル民族の中に、イエスが現れた。
 彼は自分は人間の姿をとった創造神の子(「人の子」であると言った。そして旧約聖書は実は自分のことを述べた書物なのだ、と宣言した(『ヨハネによる福音書』5章39節)。
 
<偉跡で証拠づける>
 
 すると旧約聖書には従来にない画期的な解釈が施され、新理論ができることになる。
 イエスは自らの教えを奇跡~病の癒しなどの~で証拠づけた。
 
 ユダヤ人は神とは創造神のみと認識していた。
すると、人間に出来ないことは、創造神からのものと受け止められる。かなり多くのユダヤ人は、そう考えてイエスの教えを受け容れた。
 
+++
 
 なお、創造神が共にいないと出来ないはずのわざを、聖書では「しるしと不思議」ともいう。これをあえて「偉跡」という人もいる。
 
 そこには、創造神によって必然的になされるもの、との意味が込められている。日常語の「奇跡」にはそこまでの重い意味はない。「偶然現れた」という感じも否定しない言葉だ。「偉跡」はこれと区別するために用いられている。
 
<復活、昇天の予言と実現>
 
 また彼は、自分は殺されて、復活すると予言し、その通りに殺され復活して、400人以上の人々の目の前に現れ、天に昇っていった。多くの目撃者がそれを証言した。
 
 彼は殺される前に、自分は天国に昇った後に再び空中に現れる(これを再臨という)との約束もしていた。
 
 
<再臨し復活させると約束>
 
 イエスは「再臨の際、自分を信じて死んだものを復活させる」とも約束した。
 イエスの復活を目撃した者たちは、その約束も信じられるようになり、再臨も待つようになった。
 
 これら一連の教えが記されたのが新約聖書だ。これがキリスト教の教典となっている。
 
 目撃者の証言を信じる人、教典の記述に確信を抱く人は増大し続けた。こうしてキリスト教は現在では世界最大規模の宗教になっている。
 
<新約聖書の構成>
 
 新約聖書は次の四種類の文書で構成されている~。
 
  • ①イエスの言動を、その伝記の中に記録した四冊の書物(四福音書と呼ばれる)。
  • ②イエスの教えを宣ベ伝える弟子たちの活動記録(『使徒行伝』)。
  • ③イエスの教えを解説した手紙類。
  • ④愛弟子ヨハネが受けた幻の受信記録(『黙示録』)。
 
                                                                        ~以上である。
 
 
「正しい学び方」14・・・完)
 
 
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