今年に入ってバンコクに3回、あわせて3週間くらい滞在した。仕事であるから昼間はあまり街中をうろうろできず、夕食を取る場所ばかりいびつに詳しくなっていく。最後にぜひにと薦められて昇ったのが、サートーン通りのBanyan Treeという高層ホテルの屋上にあるバー「Vertigo」。ヒッチコックの『めまい』だ。
G. Byrne Bracken『A Walking Tour BANGKOK』にあるBanyan Treeのイラスト
この高級ホテルに幾らで宿泊できるか知らないし、一度この中のタイ料理店に入ろうとしてメニューを見て値段に驚愕、すごすごと戻った。そんなわけで、また入るとは思わなかった。
エレベーターで最上階まで昇り、さらに階段でオープンエアの屋上に出る。そこがバーになっている。夜の曇り空の下に大都市バンコクが広がっている。これは凄まじい。ついでに言えば、高所恐怖症の自分には少し微妙である。試しにホテル真下のテニスコートを撮ろうと眺めてみたが、もうそんな無意味なことはやめようと思った。
バーテン
テニスコートでは豆粒がプレイしている