2011年3月、山口県下関市の巌流島。小さな船が数十分おきに唐戸の港から出ている。宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘(1612年)、アントニオ猪木とマサ斉藤の決闘(1987年)という闘いの歴史を刻んでいる島だ。前者の像はあるが猪木の像はないのは残念。
本当の名前は船島という。現在は無人島であり、埋め立てられて元の何倍もの面積になっている。1955年に30軒(または50軒)の家があったが、1973年、最後の老人が島を去ったのだという。対岸には三菱重工の下関造船所が見える。島の中も、公園以外の藪地は重工の土地である。
重そうな椿が綺麗に咲いていた。黄色い花粉が恥も外聞もなく存在をアピールしていた。椿の分厚い葉が小さいころから好きである。
椿 Pentax MZ-S、FA★24mmF2.0、何かのカラーネガ
下関の造船所 Pentax MZ-S、FA★24mmF2.0、何かのカラーネガ