フレディ・スチューダー+ローレン・ニュートン、サーデット・テュルキョズ、吉田アミ『Voices』(Unit Records、2000、2004年)を聴く。
Fredy Studer (ds, perc, cymbals, gongs, metal)
Lauren Newton (voice)
Saadat Türköz (voice)
Ami Yoshida 吉田アミ (voice)
フレディ・スチューダーが3人のヴォイス・パフォーマーとそれぞれデュオで行った記録である。3人が共演しているわけではない(昨年ローレン・ニュートンに聞いたところ、吉田アミとは共演したことがないと言った)
こうして独特極まりない3人を聴き比べると、個性の違いも際立ってきてとても面白い。言葉への距離も異なるようである。吉田アミは周波数として、サーデット・テュルキョズは語りかける手段として(意味は解らないが、ここでは本質的なものではない)、ローレン・ニュートンは解体して組み替えるものとして。もちろん、声と言葉とは明確に分けられるものではないから、そんな単純なことでもないだろうけれど。
昨年、サーデット・テュルキョズさんを知り文字通り度肝を抜かれたことはずっと覚えているに違いない。また、20年ぶりにローレン・ニュートンさんを観てとても嬉しかった。吉田アミさんも90年代以降ライヴを観ていないが、ずっと気になっている。
●ローレン・ニュートン
ローレン・ニュートン、ハイリ・ケンツィヒ、山崎阿弥、坂本弘道、花柳輔礼乃、ヒグマ春夫(JAZZ ART せんがわ2018、バーバー富士)(JazzTokyo)(2018年)
JAZZ ARTせんがわ2018(2018年)
ローレン・ニュートン+齋藤徹+沢井一恵『Full Moon Over Tokyo』(2005年)
ウィーン・アート・オーケストラ『エリック・サティのミニマリズム』(1983、84年)
●サーデット・テュルキョズ
内橋和久+サーデット・テュルキョズ@Bar Isshee(2018年)
ユーラシアンオペラ東京2018(Incredible sound vision of Eurasia in Tokyo)@スーパーデラックス(2018年)