Sightsong

自縄自縛日記

チャウ・シンチー+デレク・クォック『西遊降魔篇』

2013-08-31 12:03:27 | 香港

ジャカルタからの帰途、チャウ・シンチー+デレク・クォック『西遊降魔篇』(2013年)を観る。

妖怪ハンターが、戦いを通じて愛や平和についての悟りを開いてゆき、ついには三蔵法師となり、戦った相手の沙悟浄、猪八戒、孫悟空を引き連れて天竺へと旅立つ。つまり、『西遊記』に至るまでの物語である。

残念ながらチャウ・シンチー自身は監督に専念しており画面に登場しないが、それでも、ひたすら愉快。やはり、『少林サッカー』や『カンフーハッスル』のノリそのままであり、極端な顔の俳優たちが、そこまでやるかというような極端な活動を展開する。片脚が何百倍にも肥大する妖怪ハンターの老人とか、もう、わけがわからない。映画館で観たら爆笑必至か。

それから、スー・チーの余裕綽々のアクションが特筆もの。この人は名女優であるね。

●参照
チャウ・シンチー主演『0061北京より愛をこめて!?』、『ハッスル・キング』、『ラッキー・ガイ』
キャロル・ライ『情謎/The Second Woman』(スー・チー主演)
侯孝賢『ミレニアム・マンボ』(スー・チー主演)
アンドリュー・ラウ『Look for a Star』(スー・チー主演)
ジョニー・トー製作『スー・チー in ミスター・パーフェクト』


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