中牟礼貞則『Remembrance』(Zest、2000年)を聴く。
Sadanori Nakamure 中牟礼貞則 (g)
Satoshi Kosugi 小杉敏 (b)
Yoshihito Etoh 江藤良人 (ds)
なんの仕掛けもないシンプルなギタートリオながら、ずっと聴いていられる素敵な盤である。
なにしろ、ジャズ界のスーパーレジェンド・中牟礼貞則である。一音一音が粒だっていて、丹念に磨いたように丸くて、ポロポローンと弾いたときの快感が半端なく気持ち良い。「Monk's Mood」や「Summer Night」、「When I Fall in Love」なんかのスタンダードに加え、ミシェル・ペトルチアーニの「Morning Blues」(『Power of Three』においてジム・ホールがギターを弾いている)が嬉しい。
また中牟礼さんを観に行かなければ。
●中牟礼貞則
吉野弘志+中牟礼貞則+廣木光一@本八幡Cooljojo(2016年)
宮野裕司+中牟礼貞則+山崎弘一+本多滋世@小岩フルハウス(2013年)
内田修ジャズコレクション『宮沢昭』(1976-87年)
『銀巴里セッション 1963年6月26日深夜』(1963年)