たぶん10回目のバンコク。20年以上前に初めて足を踏み入れた外国がここだった。当時は、トゥクトゥクだらけだった。その後、スカイトレインや地下鉄ができて、トゥクトゥクもほとんど姿を消して、ずいぶん街の様子が変わってしまった。
今回も食事に出るくらいの余裕しかない。
■ Ban Khun Mae(タイ料理)
バンコクで働きはじめたばかりの人のおすすめ。フライドライスがしっとりして旨い。
■ Mango Tango(マンゴー)
大評判、マンゴーを使ったデザートの店。うっかり見つけてしまい、スルーできなかった。「Mango Salsa」という、マンゴープリンにマンゴーシェイクとタピオカをかけて、さらに生マンゴーを添えたという代物を食べた。旨かったが後頭部が猛烈に痛かった。
■ 遼寧餃子館(中華料理)
これも仕事仲間の推薦があって、うきうきして足を運んだ。三種の餃子というものがあって、焼き餃子、蒸し餃子、水餃子。焼き餃子は羽根つきで、蒲田のニーハオよりも過激に薄かった。蒸し餃子には小籠包かというほど肉汁が封じ込められていた。大満足だったが、食べ終わるころにゴルフ焼けしたオヤジ軍団がどやどやと入ってきたので、早々に退散した。
ところで、四方田犬彦・晏妮編『ポスト満洲映画論』によると、関東軍に占める栃木県出身者の割合が高かったために、引揚者が宇都宮で餃子を売り出しはじめたという。遼寧省も旧満州の東北地方。しかし焼き餃子は主流ではないはずで、では羽根つき餃子はどこで生まれたのだろう。
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●参照
バンコクのプーパッポンカリー
シンガポールのクレイポットとバンコクのカニ
バンコクの●野屋
バンコクの「めまい」というバー