岩波ホールに足を運び、ギオルギ・シェンゲラヤ『放浪の画家ピロスマニ』(1969年)を観る。
19世紀後半から20世紀初頭までを生きたグルジアの画家、ニコ・ピロスマニの伝記映画である(慣れないのでジョージアとは呼びたくない)。
衝動で幼馴染に接吻したために家を出て、まったく商売に不向きで乳製品の店はうまくいかず、ちょっとしたことで傷ついて結婚を破談にして、絵ばかりを本能のように描いていた男。外からの毀誉褒貶でさらに傷つき、内にこもって世捨て人のようになってしまう。本当に聖人のような人だったのだろうね。
それにしても、グルジアの石や木でできた家、狭い坂道、広場での宴会、そして何よりもピロスマニの絵に魅せられる。いつかこの国に行くこともあるだろうか。
●参照
はらだたけひで『放浪の聖画家 ピロスマニ』
フィローノフ、マレーヴィチ、ピロスマニ 『青春のロシア・アヴァンギャルド』
ニキータ・ミハルコフ版『12人の怒れる男』
見る事が出来るだけで良いのです。
DVDを持っていたのですが、人に貸して戻ってこなくなったので、サイトの動画は貴重。
ブチブチ切れるVPNを何度も接続して見たので、時間がかかりましたが・・。
これで何度も見る事が出来ます。
なんとここにありました。
https://m.youtube.com/watch?sns=tw&v=5YTt_E54MV8
残念。