Sightsong

自縄自縛日記

浦安・行徳の神社(2)

2007-01-08 09:42:37 | 関東

■熊野神社についての追記
熊野は修験道や密教と結びつきが強い。大峰修験道では、吉野を金剛界、熊野を胎蔵界との密教的解釈を行っており、実際に熊野は胎内のような立地にある。イザナミが落ち着いてしまった黄泉の国は、スサノオが行きたいと泣きながら願った母の国でもある。『日本書紀』では、イザナミは熊野に葬られていることになっているとのこと。(以上、『聖地への旅』鎌田東二著、青弓社)
これで話がつながった。

■稲荷神社についての追記
アマテラスが天岩戸から出るよう、その前でエロチックな踊りをみせたアメノウズメは、降りてきてサルタヒコの妻となったとされている。この、地上の稲穂を孕む豊穣の女神は、トヨウケ、ウカノミタマ、イナリなどとも同一視される。(『日本人はなぜ狐を信仰するのか』松村潔著、講談社)
私の印象はあながち間違っていなくて、食べ物の神、穀物の神(、それから女系の神)ということで「同じような神」とみられることがあったわけだ。
そもそも、稲荷神社は勧請がいらない民衆的宗教であることを特徴としているようで、それで街のあちこちや社屋、家の庭などに多い。日本全国で十数万社ある神社のうち1/3を占めるとも言われているようだ。(前出書による)


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