日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
お気軽にコメント下さい。

(映画) グラン・トリノ

2009-05-25 22:03:58 | 本・映画・展覧会
 そう言えばそんなクルマがあったなぁ…で、そのクルマがどんな意味を持つんだ?宣伝を見てちょっとは心が動いたが、そのまま見過ごしていた映画。今回、雨降りから逃げるために見たといっては作り手側に失礼かな。

 主演のクリント・イーストウッド自身が監督も~いや、言い方が逆かもしれないが~務める本作、主人公のキャラはイメージぴったり(笑)。某インタビューでは作中人物ほど本人はエキセントリックではないと否定していたけれども。

 アジア系移民ねぇ…確かに居そうだねぇ。以前は西海岸しか居なかった気がするけど、今はどこにでも居そうだよねぇ。「スポコン」シビックねぇ、見事な選定だ(笑)。確かに向こうで見た限り(いや日本でもか)、このノリで改造してるのにロクなヤツはいなそう。クルマは人格を表す。

 と言うことで人格を表すクルマ、主人公の愛車:フォード=グラン・トリノ'72年式。綺麗だね。狭い日本には似合わない、伸びやかなライン。走らせられる空間があってこそのモノだな。

 クルマはさておき映画の感想。暗い。救いようがない。でもそこが現実的。エンディングには「あれはどうなっちゃったの?」的なギモンがいっぱい。そこら辺はアメリカ流のおおらかさかなぁ。ちょっとそれはないんじゃないって気がするんだけど。これをハッピーエンドと取るか、深まりゆく悲劇へのプロローグと取るか。

 まぁでも、面白かったかな。輝いていたあの頃のアメリカへのオマージュ。

 2009年5月17日 新潟=T・ジョイ新潟万代にて鑑賞
コメント (2)
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(絵画展) 油絵事始め リアリズムを求めて

2009-05-25 05:08:39 | 本・映画・展覧会
 オークションで新潟の美術館のチケットが格安で出品されており、たまにはそんなのも面白かろうと購入。で、てっきり新潟市にあると思っていたら長岡市だった…旅のプラン変更。新幹線で長岡駅まで、駅前から市内循環バスで真ん前まで。大きな施設です。

 ものすごく展示点数が多くて、出品リストを数えたら160点近く!笠間日動美術館(特に山岡コレクション)からのものが殆ど。真剣に見たら1日かかりそう。写真にしろ絵にしろ、こうした展示会では全ての作品をちょっと離れて一瞥、その中で気に入ったものだけをじっと見る。

 高橋由一「鮭図」やはり目を引く。スーパーリアリズムというか。
 徳川慶喜「池畔風景」意外な人の作があった。
 五姓田(ごせだ)派の作品は写実的で、目を惹かれるものが多かった。

 いやぁ、見応え十分。ところが別のエリアの展覧会も観覧できるそうで、時間はまだあるのでそちらも。こちらは院展にゆかりのある画家を中心とした展示。

 川合玉堂、横山大観、小林古径、前田青邨、下村観山、良寛…けっこう知った名前の作品、どこかで見たことある作品がある。海外の画家の作品もあって、
 C・F・ドービニー「オワーズ、イル・ド・ヴォーの夜明け」
 J・デュプレ「羊飼い」
 なんかは良いねぇ。

 たっぷり鑑賞し、少々疲れを覚えるほどだった。何しろほとんど参観者が居なくてじっくり観られたのが良かった。旅先での贅沢なひとときでした。

 2009年5月16日 新潟県立近代美術館にて鑑賞
コメント (2)
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