日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
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2014年8月5日 【仕事】三島出張と神奈川新聞花火大会

2014-08-13 20:30:56 | 仕事
 仕事がらみ二題。

 本日は作業のため三島出張でした。冷房のない小部屋(EPS)で通信機器の設置&通院確認作業。ちょっとトラブルがありましたが解決。どうもここの案件をやると、意思決定ルートとか権威主義とかについて考えてしまいます。 それより問題は自社の品質確保体制、今回の作業で大きな問題点を発見。これまでの担当者は何をやあってたんだと怒りが込み上げてきます。明日本社へ行ったら即刻会議召集だな…

 トラブルはあったものの所定より早く作業を終えられたので、夜は仕事関係の知り合いからお誘い頂いた「第29回神奈川新聞花火大会」へ。横浜みなとみらい地区にあるグランドインターコンチネンタルホテル(写真)脇の、入場者限定スポットへのインビテーションだったので、ゆったりと観ることができました。混雑さえ無ければ、花火を観るのは好きなのですよ。

 大きな大会を観たのは久しぶりでしたが開き方も色(特に青紫系)も以前とはずいぶん変わっていることに感心。音響とリンクした打ち上げをしていたようですが観覧場所から音楽は殆ど聞こえませんでした。もっとも花火って音楽よりドン!パラパラパラ…って音だけ聞ければ満足です。

 でも最近は、光っては消えてゆく花火に「もののあはれ」を感じちゃうなぁ。瞬間の感動を通り越して、その先に思いを馳せてしまうのは勿体無いですね。

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【本】熊谷達也著 「いつかX橋で」(新潮文庫)

2014-08-13 07:04:07 | 本・映画・展覧会
 仙台に縁のある方なら、X橋と言えばあぁと思われるのだろう。宮城野(みやぎの)橋、東北本線をまたぐ大きな橋の両側が二手に分かれているためそう呼ばれたと言う。終戦前後の、仙台でもその界隈を拠点とした(主として)若い人たちの物語。

 仙台も空襲で焼かれた。そのため青葉通を始めとする大規模な再開発ができた。その空襲で母と妹を失った主人公が、どん底の生活から少しずつ人間らしい営みをできるようになってゆくさまを描くが、物語は全然ハッピーエンドじゃない。トラブルがきっかけで主人公に関わったもう一人の主要人物は、主人公と全く異なった性格そして仕事をしながらも、主人公と袂を分かとうとしない。こちらも物語の終わりは悲しい結末。

 今年も終戦の日が近づいてきた。約70年前、業火に焼かれた人々や、食うや食わずの生活を何とか生き延びた人々が居た。そして、せっかくつないだ命が別の理不尽な理由によって消えていったりもした。そういう無数の出来事があったことを思い知るに格好の書だった。

 読み終わってX橋について調べていたら、奇しくも先月、橋が撤去された記事にぶつかった。この本を読んでも、どこの話だか分からない日が遠からず来るようだ。

「X橋お疲れさま 役目終えた老橋に別れの涙雨」
 http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201407/20140711_13027.html

 2014年8月4日 自宅にて読了
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