オウム真理教関連の映画を製作し有名になった人、文章も書いている。東京のちょっとアヤシイ(胡散臭い)場所を訪ねたシリーズが本になっていたので借りてみた。
タイトル通り初っ端は「番外地」小菅の拘置所。拘置所そのもののレポートと共に、ここに収監されているオウム真理教の被告たちとの面会の思い出も記され興味深い。以降、品川の入管事務所や食肉市場(ここで著者は過去の経緯からブラックリストに載ってるらしい)、浅草の一歩外れた場所などを、やさぐれた感じの編集者と回る。
物静かな、と言うのか根暗な、と言うのか、声高に叫ぶタイプの人間ではないようで、かつ静かだが自信に溢れた、と言うのでもない。ボソボソと、「なぜなんだ」と一人ごちている、そんな印象。読者をねじ伏せるのでもなく、かと言って問いかけてくるわけでもない。なので「何で貴方は文章を書いているのですか」と訊いてみたくなる。読んで面白いのだけど、好きにはなれない。そんな感じのファースト・コンタクトだった。もう2,3作読んでみようかな。
2014年8月2日 備後落合駅に読了
タイトル通り初っ端は「番外地」小菅の拘置所。拘置所そのもののレポートと共に、ここに収監されているオウム真理教の被告たちとの面会の思い出も記され興味深い。以降、品川の入管事務所や食肉市場(ここで著者は過去の経緯からブラックリストに載ってるらしい)、浅草の一歩外れた場所などを、やさぐれた感じの編集者と回る。
物静かな、と言うのか根暗な、と言うのか、声高に叫ぶタイプの人間ではないようで、かつ静かだが自信に溢れた、と言うのでもない。ボソボソと、「なぜなんだ」と一人ごちている、そんな印象。読者をねじ伏せるのでもなく、かと言って問いかけてくるわけでもない。なので「何で貴方は文章を書いているのですか」と訊いてみたくなる。読んで面白いのだけど、好きにはなれない。そんな感じのファースト・コンタクトだった。もう2,3作読んでみようかな。
2014年8月2日 備後落合駅に読了