手軽な航空旅行(安いチケットなら羽田から片道7,500円程度)の目的地・中部国際空港「
セントレア」。この空港内のツアーがあり結構な人気を博しているのだが、ようやく参加のチャンスを得た。それは良いが先週頭からずっと腹痛が治まらず、前夜は盛大に腹下し。何でしょうね、風邪の菌が腹に入ったってヤツですかい?
状況次第では新幹線で早帰りしようと思いつつ出陣。JL201便(JA304J:737-800)で42分。展望デッキで時間つぶしののち11時過ぎに「
セントレア空港島内・滑走路スペシャル見学ツアー」スタート。観光バスに乗って制限区域内(滑走路外周)を一回りする。
本人確認、手荷物検査、身体検査のあと観光タイプの大型バスに乗車。運転手さんにどちら回りかを訊いて左窓側をゲットした。窓枠と座席ピッチは一致していないのでこれ重要。制限エリアに入ると前後を警戒車に挟まれ貨物上屋からビズジェット、海保航空隊と回り、滑走路端を越えターミナルの反対側へ。国内線の737/A320クラスが大半だが、降車して見学できるエリアでAYのA330が離陸。そして今日はNHの767訓練機がいてタッチ&ゴー(TGL)を繰り返す。旅客機のTGLを見るのは下地島以来だが、今日はワイドボディ機でしかも近く、迫力満点。
セントレアと言えば世界で4機しかいない航空機部品運搬機「ドリームリフター」が有名だが、幸い今日は駐機、外周を回る過程でけっこう近くに見られた。本体だけでなく積荷の左右主翼も搭載待ちで置いてあるのを観られ超ラッキー。大満足のツアーだった。ちなみに787の一号機は建設中の格納庫に納まり、ビニールシートで覆われている様子が伺えた。
せっかく来たのだし、帰りは夜の便なので時間がある。普段は名古屋市街方面へ出てしまうが、今日は知多半島に留まり半田の町を観ることにして見学の予約を入れておいた。
(1)
國盛 酒の文化館
半田と言えば「ミツカン」の中埜酢店だが、その一族が創った酒蔵(中埜酒造)が近くにあり、予約制で内部を案内して貰える。重厚な造りの酒蔵は今は殆ど工場として使われていないが、往時を偲ばせる数々の器具に圧倒された。
(2)
MIZKAN MUSEUM
中埜酢店は今や世界のミツカン。その博物館は自分にとって雪辱戦。以前「酢の里」と称していた頃、見学を予約したが日付を間違いキャンセルした過去がある。リニューアルされ、有料なだけにガイドツアーの展示内容は素晴らしく、出来すぎて面白味に欠ける気すらすると書くのは贅沢だろう。
(3)
半田 赤レンガ建物
酒だけでなくビールも。事業展開で建てられた工場は木造ではなく壮麗な赤レンガ。この一部が見学施設とカフェになっているのだが、ギリギリで間に合わず。建物に入ることはできたので、内部の造りと外観を眺めて終了した。
(4)
半田市鉄道資料館
プレハブの資料館には入れなかったが、建物脇に展示してあるSL・C11 26だけは眺めることができた。休館日だったが事前に連絡しておけば開けて貰えるようで、ちょっと残念なことをした。そう言えば武豊線って自分が乗った頃はキハ30系だった気がするけど、今や電化路線ですもんね。
あちこち観て満足してセントレアに戻って夕食。JL208便(JA310J:737-800)で39分、動き回った疲れと体調不良でぐったりしながら帰京した。写真はセントレアにて、普通には取りづらいドリームリフターと管制塔のコラボ。