ここ数年すっかり朝日新聞の連載ライターとなってる印象の下川さん、今回は韓国しかもソウルにピンポイント。タイのイメージが強いのでちょっと意外感あり。先入感で人を見てはイケマセン。
でも酒飲みでタバコ吸い(ですよね?)な下川さんは、けっこう韓国にピッタリなのかもしれない。ところがその下川さんですら「韓国人ってばどうしてあんなに酒を飲むのだろう」と心配してしまう。そう思った一部始終が書かれているのだが、読んでいる限り可笑しい。
本書にはそういった、韓国の庶民の生活の場に闖入した下川さんの眼を通して、普通の旅行者では見られないソウルの街の、ソウルに住む人々の姿が描かれており、ここのところ良く行ってる身には実に興味深く映る。
と言う訳で本書の内容は興味深く、ソウルへ旅行する人にはぜひとも勧めたいのだが、一方で本書から伺える下川さんの旅スタイルには賛同できない。旅人でなく現地に溶け込むスタイルならではとも評価できるが、自分が好きではない「沈没」スタイルに通じるものを感じてしまう。自分はあくまで、旅行者でいい。旅人がいい。とは言え、今後も彼の著作を読み続けるのだろうなぁ…
2018年3月23日 通勤電車にて読了
でも酒飲みでタバコ吸い(ですよね?)な下川さんは、けっこう韓国にピッタリなのかもしれない。ところがその下川さんですら「韓国人ってばどうしてあんなに酒を飲むのだろう」と心配してしまう。そう思った一部始終が書かれているのだが、読んでいる限り可笑しい。
本書にはそういった、韓国の庶民の生活の場に闖入した下川さんの眼を通して、普通の旅行者では見られないソウルの街の、ソウルに住む人々の姿が描かれており、ここのところ良く行ってる身には実に興味深く映る。
と言う訳で本書の内容は興味深く、ソウルへ旅行する人にはぜひとも勧めたいのだが、一方で本書から伺える下川さんの旅スタイルには賛同できない。旅人でなく現地に溶け込むスタイルならではとも評価できるが、自分が好きではない「沈没」スタイルに通じるものを感じてしまう。自分はあくまで、旅行者でいい。旅人がいい。とは言え、今後も彼の著作を読み続けるのだろうなぁ…
2018年3月23日 通勤電車にて読了