カエデの仲間だというのは実を見て判断できるが、葉ではなかなか難しいだろう。切れ込みの無い単葉である。ヒトツバカエデという種も切れ込みを持たない単葉で似たようなものだが、葉が丸くチドリノキの細長い葉とは明らかに違う。実はカエデ科特有のプロペラに似た形状で、はじけて落ちるとき回転運動をする。これは少しでも親株から遠くに種子を運ぶ工夫とされるが、ほとんど真下に落ちているから今のところむなしい挑戦に終わっていると見ていいかもしれない。
チドリノキは越後にも分布しているとされるが、残念ながら自然の中では見ていない。私の庭ではチドリノキとヒトツバカエデいずれも大きく育ってきた。秋に黄色に色づく種である。
チドリノキは越後にも分布しているとされるが、残念ながら自然の中では見ていない。私の庭ではチドリノキとヒトツバカエデいずれも大きく育ってきた。秋に黄色に色づく種である。