森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ノッポロガンクビソウ(キク科)

2006年09月12日 | 自然観察日記
 もう一種ノッポロガンクビソウが生えていた。サジガンクビソウに比べ枝分かれが多く花数も多い。花はやや小型である。サジガンクビソウと同じく越後の山野には普通のみられるものである。
 「ノッポロ」というのは北海道の野幌で最初に発見されたためで、北海道に限られているものではない。花として見とれるようなものではないが、野草の一つとして大切にしていこう。しかし、いずれもやぶ蚊の多いところが好きなようである。

サジガンクビソウ(キク科)

2006年09月12日 | 自然観察日記
 訪れた公園に2種のガンクビソウを見つけた。その内の一つ、サジガンクビソウ。「ガンクビソウ」はその姿が煙管(キセル)の雁首(ガンクビ)に似ることからつけられたもので、「サジ」は地際にロゼッタ葉を付けそれが「さじ」のように広いからである。このグループをヤブタバコ属というがどれをとってもキセルとかタバコを連想させる草姿で的を得た名前である。