モロヘイヤ（シナノキ科）

　畑に見慣れない花が咲いていた。葉をつまんで食べてはじめてモロヘイヤと気づいた。生の葉でも柔らかく独特のぬらめきを口の中で感ずる。全く癖が無い。スーパーの野菜売り場に出ているのだろうが、私は目にしたことがない。ときたま調理されたものに出会ってはいたが、生のもを見るのがこれが始めて。うかつな話だがごく身近に未知のものが存在していた。
　シナノキの仲間というが樹木しか見ていないから草本というのも新鮮である。原産はアフリカのようだ。エジプトでは「王家の野菜」というとか。栄養が豊富と説明されている。

サヤインゲン（マメ科）

　サヤインゲン、花としては日の目を見ることはまずないであろう。オクラの脇にあったからこの機会に紹介する。白いマメ科特有の蝶形花。実は細長く若いうちに食用にする。

オクラ（アオイ科）

　近くの畑にオクラが咲いている。もうかなり収穫した後だから花は棒立ちの上部に見られる状態になっている。遠目からでも目立つ花だが近づいてみればなかなか美しい。フヨウやハイビスカスの仲間と一目でわかる。庭に植えて観賞用にしても十分に価値のあるものだと思う。畑の中の花もなかなか面白いものである。