一見果実のような丸い物体は実は「虫こぶ」。これを生じさせる原因の昆虫については知識がないので分かりませんが、ハエやハチなどの寄生性のものでしょう。中にきっと幼虫がいるのではないでしょうか。出来る位置から考えると、若い果実に生じた虫こぶのようです。ややぼやけていますが、絵の後方に正常な果実がありますから比較してみるとはっきりしますね。
こちらはミズナラにできた虫こぶです。葉の面からいきなり球状の物体が形成されています。一つ二つでなく沢山出来ているものもありますが、かなりまばらです。これも寄生性のハチかハエの仲間が卵を産み付けたことが原因です。昆虫の気ままな行為が虫こぶの数を左右することになります。
この虫こぶ、秋にはほんのりと色づいてきますから時に「果実」と勘違いされる向きもあります。紛らわしい存在ですが、これはこれで面白い造形です。虫こぶだけを追究してみても素敵な世界が広がっていることは確かですね。
この虫こぶ、秋にはほんのりと色づいてきますから時に「果実」と勘違いされる向きもあります。紛らわしい存在ですが、これはこれで面白い造形です。虫こぶだけを追究してみても素敵な世界が広がっていることは確かですね。